美容や健康に気を使う方に人気の水素吸入器。
でも、高性能な水素吸入器は20〜30万円以上と高額で、なかなか手が出せない方も多いのではないでしょうか?
そんな中、手軽な価格で始められる選択肢として注目されているのが【化学反応式】の水素吸入器です。

化学反応式って・・?
化学反応式の水素吸入器は、水との化学反応で水素を発生させる方式で、
- 電源不要で手軽に使える
- 初期費用が安く始められる
という特徴があります。
この記事では、化学反応式の水素吸入器の特徴をお伝えしながら、その代表的な機種である、
『水活』
『宮川式水素キット』
という2製品を徹底比較してみたいと思います。
同じ化学式でも、製品によって性能やランニングコストには大きな違いがありますので、どのような違いがあるのかは要チェックです。

高額な水素吸入器には手が届かないけど、どうにかして水素を生活にとりいれたい・・!
という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
【化学反応式水素吸入器とは?】電解式と異なる5つのポイント

まずは「化学反応式」の水素吸入器がどんなものなのか、一般的な「電気分解式」の吸入器とも比較しながら、その特徴をご紹介しましょう。
化学反応式の主な特徴は、以下の5つが挙げられます。
- アルミニウムと酸化カルシウムの混合物を、水と反応させることで水素生成
→水と反応することで水素ガスが発生し、電気を使わずに吸入が可能。
- 反応直後の水素発生量が多く、時間につれて減っていく
→短時間の吸入向き
- ランニングコストとして「水素発生剤」費用がかかる
→吸入のたびに発生剤が必要なため、継続的なコストが発生
- 初期費用は安い
→何回か分の水素発生剤とセットで数万円〜
- 電源不要でどこでも水素生成でき、故障などの心配もない
→アフターサービスの心配もそれほど無し
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
❶ アルミニウムと酸化カルシウムの混合物を、水と反応させることで水素生成
化学反応式の水素吸入器では、以下の反応によって水素を発生させます。
酸化カルシウム(CaO)+ アルミニウム(Al) + 水(H2O)
→固形物(CaOAl2O3)+ 水素(H2)
(正確にはまず酸化カルシウムと水が反応して水酸化カルシウムになり、それがアルミニウムと反応します。製品によっては「酸化カルシウム」のかわりに「水酸化カルシウム」が入っているものもあります。)

▲このような「水素発生剤」を水と反応させることで、水素が生成します。
水道水でOK
多くの電解式の水素吸入器では、電解槽を保護するために「精製水のみ」使用可能となっていますが、化学反応式の場合は水道水をそのまま使うことができます。
旅先でも外出先でも、水道水があれば使えるのは便利ですね。

精製水を買う必要がないのはいいね。
❷ 反応直後の水素発生量が多く、時間につれて減っていく

その後徐々に減少します。
上のグラフを見ると分かるとおり、化学反応式の水素吸入器では「反応直後」の水素発生量が最も多く、時間がたつにつれて発生量が落ちていきます。
十分高い水素量で吸入することを考えると、吸入時間はだいたい30分くらいが目安といえるでしょう。
電気分解式の水素吸入器が、一定の水素ガスを発生させ続けるのとは大きく違いますね。

長時間の吸入にはあまり向いていないのね。
❸ ランニングコストとして「水素発生剤」費用がかかる
電気分解式の場合は電気(と精製水)があれば水素生成を続けられますが、化学反応式の場合、水素を生成させるたびに毎回「水素発生剤」が必要です。
先ほどのグラフのとおり、水素発生剤による水素生成は長時間持続しないためですね。

このため、初期費用が安くても、長い目でコストを考えることがたいせつになってきます。
例えば、『水活』の水素発生剤(330円/回)を1日1回使用すると、年間で約120,450円(税込)のランニングコストがかかります。
一方、『宮川式水素キット』の場合は1回165円のため、1日1回の使用で年間約60,225円(税込)。
長期的な目でみると大きなコスト差が見えてきますね。
ちなみに水素ガスの発生量は水素発生剤の『大きさ(重量)』によって左右され、
- 水活の場合:水素発生剤は6g
- 宮川式水素キットの場合:水素発生剤は30g
となっており、ここでも大きな差があります。(詳しくは後ほど比較します。)
❹ 初期費用は安い
初期費用としては、初回セットが
「本体(専用ボトル)」+「何回か分の水素発生剤」+「その他周辺器具一式(商品によって異なる)」
以上のような一式で、数万円で購入できます。
「水活」の例でいうと、10回分の水素発生剤がついた本体セット価格が29,700円(税込)ですね。
❺ 電源不要でどこでも水素生成でき、故障などの心配もない
電気分解式と比較したときの、化学反応式の大きなメリットが、
- 電源が不要のため、場所を選ばず水素を生成できる
- 精密機器ではないため、電気的な故障の心配がない
という2点です。
水さえあればどこでも使用できるため、外出先や旅先でも気軽に水素吸入を楽しむことができます。
- 飛行機での十数時間の長旅中に
- 車での長距離移動中にパーキングエリアで一息つきながら
- キャンプやアウトドアシーンで
このような場面で気軽に使用できるのは、化学反応式のメリットですね。
また精密機器である電気式の吸入器と違い、電気的な故障の心配もないため、日々の生活に手軽に取り入れやすいのもポイントです。

電源がいらないのはたしかにメリットだね!
ここまでのまとめ:化学反応式と電気分解式の比較表
まとめとして、【化学反応式】と【電気分解式】の比較内容を一覧にすると、以下のようになります。
化学反応式 | 電気分解式 | |
---|---|---|
水素生成方法 | 水と酸化カルシウム、アルミニウムの化学反応 | 水を電気分解して水素を生成 |
水素発生量の持続・安定性 | 反応直後は多いが時間とともに減少 | 一定量を持続的に供給 |
電源 | 不要 | 必要 |
初期費用 | 数万円〜 | 20-30万円以上 |
ランニングコスト | 発生剤費用 (場合によっては年間10万円以上) | 電気代+精製水+フィルター費用 (多くの場合、年間1-2万円程度) |
耐久性・故障リスク | シンプルな構造で故障が少ない | 精密機器のため取扱いに注意が必要 |
化学反応式の注意点は、
- 水素発生量は反応直後が最大で、時間とともに減少していく点
- 初期費用は安くてもランニングコストは意外にかかる可能性もある
という点ですね。
では、化学反応式水素吸入器の特徴を把握したところで、次のセクションではその代表機種である『水活』と『宮川式水素キット』を徹底比較していきましょう。

この2つの製品は、コストだけでなく性能面でも意外な違いがあるので要チェックです。
水活 vs 宮川式水素キット|コスト・性能・使いやすさを徹底比較


『水活』と『宮川式水素キット』はどちらも手軽に水素吸入を始められる製品ですが、性能やコスト、購入方法に大きな違いがあります。
特に『宮川式水素キット』は、あの人気書籍『最強の水素術』著者で、法政大学教授である宮川路子教授が推奨している製品で、ネットではなく宮川教授が直接取扱いされる形となっています。
このような背景も踏まえ、両製品の特徴を詳しく比較してみましょう。
>>『宮川式水素キット』宮川路子教授のブログページ
(記事後半に『宮川式水素キット』についての説明と問い合わせリンクがあります)
▼宮川教授の書籍『最強の水素術』
スイスピの参考記事:【書籍紹介】人生100年の健康を支える「最強の水素術」|医師がすすめる水素吸入の方法とは?
▼『水活』と『宮川式水素キット』の比較内容一覧
水活 | 宮川式水素キット | |
---|---|---|
水素ガス発生量 | 20分で2,000ml | 20分で8,000ml |
発生剤重量 | 6g | 30g |
水素風呂機能 | なし | あり(専用器具付き) |
初期費用 | 29,700円(税込) 発生剤10回分付き | 66,000円(税込) 発生剤60回分付き |
ランニングコスト | 水素発生剤1回330円 → 年間(1日1回の場合) 約120,450円(税込) | 水素発生剤1回165円 → 年間(1日1回の場合) 約60,225円(税込) |
本体サイズ・重量 | 幅68 x 奥行68 x 高さ235mm 重さ:400g | 幅108 x 奥行108 x 高さ280mm 重さ:613g |
購入方法 | ネットで購入可能 | 宮川路子教授の取り扱い (直接購入) |

宮川式水素キットは、発生剤の重量が5倍なため、水素発生量にも大きな違いがあります。
では、比較ポイントを順番にひとつずつ見ていきましょう。
❶ 水素発生量(発生剤の重量)の違い
先ほども触れたとおり、水活と宮川式水素キットは「水素発生剤」の重さが違います。
- 水活の場合:水素発生剤は6g
- 宮川式水素キットの場合:水素発生剤は30g
そしてこの違いが、水素ガス発生量の違いとして現れています。
水活 | 宮川式水素キット | |
---|---|---|
水素ガス発生量 | 20分で2,000ml | 20分で8,000ml |
発生剤重量 | 6g | 30g |

約4倍はけっこうな違いね!
「水素ガスの量」を重視するのであれば、宮川式水素キットという選択になりますね。
❷ 水素ガス発生量の多さが「水素風呂機能」も可能にしている:宮川式水素キット
また宮川式水素キットには「水素風呂」機能もあり、水素風呂専用の器具もついています。
水活 | 宮川式水素キット | |
---|---|---|
水素風呂機能 | なし | あり(専用器具付き) |

▲『宮川式水素キット』付属の水素風呂用器具:このセラミック状の器具を湯船につけると、水素が細かい泡になって出ていきます。

20分で8,000mlという高い水素発生量があるからこそ、大きな浴槽全体を水素で満たすことが可能なんですね。
自宅でリラックスしながら手軽に水素を楽しむ方法として、水素風呂を取り入れてみるのも良いかもしれません。
▼水素風呂の効果については、こちらの記事でまとめていますので、よかったら参考にしてみてください。
>>水素風呂の効果と口コミ体験談まとめ!具体的な研究内容・論文も含め徹底検証

❷ 初期費用の違い
初期費用については以下のような違いがあります。
水活 | 宮川式水素キット | |
---|---|---|
初期費用 | 29,700円(税込) 発生剤10回分付き | 66,000円(税込) 発生剤60回分付き |
『水活』は『宮川式水素キット』の約半分となっています。
ただ水素発生剤の数には違いがあって、『水活』の初期セットには水素発生剤が10回分付属している一方、『宮川式水素キット』の初期セットには60回分の発生剤が付いています。

化学反応式水素吸入器の場合、水素発生剤のコストがけっこう大きくなりがちなので、初期セットに付属する発生剤の数もしっかり確認しておきたいですね。
❸ ランニングコストの違い
水活 | 宮川式水素キット | |
---|---|---|
ランニングコスト | 水素発生剤1回330円 → 年間(1日1回の場合) 約120,450円(税込) | 水素発生剤1回165円 → 年間(1日1回の場合) 約60,225円(税込) |
ランニングコストも『水活』と『宮川式水素キット』では大きく違います。

『水活』は重量が6g(『宮川式水素キット』は30g)で、値段は倍なのね・・
化学反応式の場合、電気分解式よりもランニングコストはかかりがちですが、特に『水活』の場合、1日1回x3年間使用すると361,350円(税込)となり、そこそこの電気分解式水素吸入器の価格と同じくらいになる点は注目すべきかもしれません。
❹ 本体サイズ・重量の違い
水活 | 宮川式水素キット | |
---|---|---|
本体サイズ・重量 | 幅68 x 奥行68 x 高さ235mm 重さ:400g | 幅108 x 奥行108 x 高さ280mm 重さ:613g |
本体サイズは『水活』のほうが若干コンパクトですね。
より取り回しがしやすく、外への持ち出しもしやすいのが『水活』の大きな魅力といえます。
❺ 購入方法の違い
水活 | 宮川式水素キット | |
---|---|---|
購入方法 | ネットで購入可能 | 宮川路子教授の取り扱い (直接購入) |
『水活』と『宮川式水素キット』では、購入方法にも大きな違いがあります。
『水活』は、公式のネットショップで手軽に購入することができ、通販に慣れている方には非常に便利ですね。
一方、『宮川式水素キット』は、宮川路子教授(法政大学教授)が直接取り扱う形で提供されています。
ネットショッピングのような形で購入することはできませんが、宮川教授自身が取扱いをされているという安心感はあるかもしれません。

購入のしやすさを重視するか、専門家による取扱いという信頼感を取るか、この点も選択のポイントとなりそうです。
『水活』と『宮川式水素キット』のメリットまとめ
最終的に、『水活』と『宮川式水素キット』それぞれを選ぶメリットをまとめると、以下のようになります。
この内容をもとに、ご自身にあった選択をしていただければと思います。
まとめ
以上、今回はリーズナブルに水素吸入を始められる「化学反応式水素吸入器」について、そしてその代表製品である『水活』『宮川式水素キット』について詳しくご紹介しました。
化学反応式水素吸入器は、電気分解式に比べて手軽に導入できる点が最大の魅力です。
高価な電気分解式が「ハードルが高い」と感じる方にとって、化学反応式は水素吸入を生活に取り入れる第一歩としての大きな可能性を持っているのではないでしょうか。
また、電源不要でアウトドアや旅先でも使用できるという利便性も大きなポイントですね。
ぜひ、ご自身の生活スタイルやニーズに合った製品を選び、水素吸入のメリットを体験していただければと思います。
>>『宮川式水素キット』宮川路子教授のブログページ
(記事後半に『宮川式水素キット』についての説明と問い合わせリンクがあります)