水素吸入を検討しはじめたとき、
YUIさん「鼻に吸入チューブをつけて吸入する」というスタイルが嫌で、抵抗を感じる・・
という方が少なからずいらっしゃいます。
「見た目が大げさで家族の前で使いにくい」
「装着したまま寝にくい」
「吸入チューブ手入れが面倒」
こうした使い勝手の部分がネックになって、導入を迷ってしまうケースがあるんですね。
そんな中、一つの選択肢として注目されているのが、水素ジェネレーター「フレアー(FLAIR)」です。
最大の特徴は、独自の送風技術によって「吸入チューブ不要」というコンセプトを打ち出していること。
美顔器のように「水素を浴びるだけ」で吸入ができるという、これまでにない利便性を前面に出した設計になっています。
カニューラの煩わしさを避けたい方にとっては、非常に魅力的な提案に見えるかもしれません。
しかし、 水素は宇宙一軽い分子で、非常に拡散しやすいという性質をもつため、
「空中に放たれた水素は、実際どれくらい体に取り込めるの?」
「吸入チューブと比べて、どれほどの効果が期待できるの?」
「その効果を裏付けるエビデンスは十分存在するの?」
といった点は、正直なところ気になります。
今回はフレアーのスペックや口コミを整理しつつ、他メーカーの専門家の意見もご紹介しながら、この製品について掘り下げてみたいと思います。
フレアーを検討されている方は参考にされてみてください。
【関連記事】
>>水素吸入器はどう選ぶ?8年使い続けたユーザー視点の「10のポイント」と16機種比較

フレアーの特徴
フレアーのスペックは以下の通りです。
水素ジェネレーター「フレアー」のスペック表
| 価格 | 297,000円(税込) |
|---|---|
| 水素ガス発生量 | 100ml/分 (30ml/分、50ml/分、100ml/分の3段階調整可能) |
| 水素ガス純度 | 99.99% |
| 使用できる水 | 精製水 |
| 運転時間 | 1時間・2時間・6時間タイマー(水素発生量はそれぞれ100ml/分、50ml/分、30ml/分固定) |
| 電解セル寿命 | 8000時間 |
| 水素水生成は? | 不可 |
| サイズ | 幅150mm × 奥行155mm × 高さ285mm |
| 重さ | 約1.35kg |
| 保証期間 | 1年 |
では以下の5つのチェックポイントから、フレアーの特徴を個別に見ていきましょう。
- 水素ガス発生量が十分に多いか?
- 連続して使える時間が長いか?
- メンテナンス方法は?
- コストパフォーマンス
- 安心して購入/使用できるお店(メーカー)か?
① フレアーの水素ガス発生量は最大100ml/分
フレアーの水素ガス発生量は、最大
- 水素発生量:毎分100ml
となっています。
水素吸入器の水素ガス発生量についてはいろいろな見方がありますが、その概要は↓こちらの記事にまとめています。

内容をざっとまとめると、
- 250ml/分が一つの基準となる可能性(慶応大の研究)
- 業界団体は「200ml/分以上(200〜640ml/分)」推奨
- がん治療では1200ml/分前後が使用されている
- 単純に多ければ多いほどいいとは言えない
以上のような内容です。
フレアーの「水素ガス発生量:100ml/分」というのは「もう少しあるといいな」という感じもしますが、家庭用としてはまずまず充分と言えるのではないかと思います。
ただし「フレアー」の場合は一般的な水素吸入器と違い、吸入チューブを使わずに空気で飛ばす設計なので、吸入チューブでの吸入とまったく同じ考え方は適用できない可能性があるという点には注意が必要です。
(詳しくは後ほど見ていきます)
② 連続運転時間:フレアーの連続運転時間は3種類のモードによって異なる
睡眠中の使用などを考えると、水素吸入器のタイマーによる連続運転時間も気になるところですよね。
3つのモードによって、【水素ガス発生量】と【運転時間】が決まる
フレアーの場合は、3種類ある運転モードによって「水素ガス発生量」と「タイマーによる運転時間」が決まっています。

- 「おいそぎ」モード:水素ガス発生量100ml/分・運転タイマー1時間
- 「ゆっくり」モード:水素ガス発生量50ml/分・運転タイマー2時間
- 「おやすみ」モード:水素ガス発生量30ml/分・運転タイマー6時間
YUIさん『水素ガス発生量』と『運転時間』を自由に組み合わせて設定することはできないのね。
管理人KONタイマーは1・2・6時間の3とおり設定できるけど、それにともなって水素ガス発生量も決まっちゃうってことだね。
③ フレアーのメンテナンス方法
フレアーのメンテナンス方法は比較的シンプルで、主に以下の内容となっています。
1.イオンフィルター交換
イオンフィルターの交換が、運転約500時間ごとに必要です。
これは多くの一般的なPEM式の水素吸入器と同じですね。
2.精製水の入れ替え
普段は『水素生成にともなって減っていく精製水』を随時補充する必要がありますが、6ヶ月に1回は中の精製水をすべて排水して入れ替えることが推奨されています。
必要なメンテナンスとしてはかなりシンプルなほうといえますね。
④ フレアーのコストパフォーマンスは?
フレアーの価格は約297,000円(税込)となっており、水素ガス発生量100ml/分の家庭用水素吸入器としてはまずまず妥当な価格といえそうです。
参考:水素吸入器の「価格と水素ガス発生量」比較
| 品名(詳細記事リンク) | 水素ガス発生量ml/分 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| シェルスラン・プロ | 300ml/分 | 495,000円 |
| ピュアラスキューブ プレミア | 250ml/分 | 448,470円 |
| シェルスラン・エレ | 150ml/分 | 327,800円 |
| フレアー | 100ml/分 | 297,000円 |
| ラブリエエラン2 | 60ml/分 | 239,800円 |
ランニングコストは、
- 500時間ごとのフィルター交換(税込5,500円)
- 随時補充する精製水代
それとあとは電気代ですね。
なお、水素を生成させる電極部分の寿命が8000時間とされていますが、寿命到達後のパーツ交換費用等についての情報は公開されていないようです。
⑤ フレアーのメーカーの信頼性は?
フレアーを製造している株式会社フラックスは、水素関連製品で実績のある企業です。
これまでに、
- 水素風呂用水素生成器「スパーレ」
- 携帯型水素水生成器「ポケット」
などで注目を集めてきました。
そのような経験と専門性を持っているメーカーですので、製品の品質や安全性については信頼できると思います。
フレアーのメリットとデメリットは?
フレアーは『水素を空気で包んで飛ばす』という革新的な技術を採用した水素吸入器ですが、ここでそのメリットとデメリットについてまとめてみましょう。
フレアーのメリット
フレアーのメリットとしては、主に以下の3つの点が挙げられます。
- 吸入チューブをつけなくていい
吸入チューブを鼻につけずに吸入できるため、「快適さ」「吸入チューブの管理が不要」というメリットがある
- メンテナンスがシンプル
メンテナンスはフィルター交換と精製水の補充のみと非常にシンプル
- 美容器具としても使える可能性
「水素を空気で包んで送り出す」という機能により、「美顔スチーマー」のような使用方法ができる
YUIさん美顔スチーマーのように使えるとしたらうれしいね。
フレアーのデメリット(懸念点)
一方で、以下のようなデメリット(懸念点)もある可能性があります。
それは、「吸入チューブを使わずに水素がちゃんと吸えているのか?どれくらい吸えているのか?」というポイントです。
① 吸入時の水素濃度の不確実性
フレアーはカニューラを使わずに水素を送り出すわけですが、「50cm離れた場所で4%以上の水素濃度が観測された」という内容の映像がYouTubeで公開されています。
たしかにこの測定器が置かれたピンポイントの場所では4%の濃度が測定されていますね。
ただ、非常に拡散しやすい水素分子の性質を考えると、
「どの程度の範囲でこの4%が維持されるのか?」
という点については不確実な部分があると感じました。
吸入中、全く動かずじっとしているならともかく、何か作業中でも多少顔の位置は動きますよね。
- 実際の吸入場面でどの程度吸えるのか?
- カニューラで鼻から吸入するときとどの程度の違いがあるのか?
このような点がよりクリアになると、より安心して使用できると感じます。
② 吸入できる「水素量」の不確実性
さらに、フレアーは「PEM式」という電気分解の方法で水素を発生させるため、生成するガスは「100%近い純水素ガス」になります。
つまり、排出口からでたばかりのガスは「99%以上濃度の水素ガス」です。
(実際、フレアーのスペック表でも「水素純度:99.99%」となっています)
それが、50cm先で「4%濃度」ということが確認されたわけで、この事実だけからすると「100ml/分で生成されたとしても、多くの水素が届いていないのでは?」という疑念は払拭できないと感じます。
③ 顔にあたる風が気になって「風量」を弱くするとどうなる?
またフレアーには「風量調節機能」がついていますが、上記の動画はおそらく「風量最大」で測定したものだと考えられます。
管理人KON顔にあたる風が気になって風量を弱くした場合、どうなるんだろう?
という点についても、より充実したデータがあるといいな、と思いました。
④ ある医療用水素吸入機メーカーの方の話
フレアーの「水素を空気で包んで送り出す方式」について、ある(医療用でも使われている)水素吸入機メーカーの方にご意見を伺ったことがあります。
その回答は、
某水素吸入器メーカーさんフレアーという機械そのもの(水素を生成する機械本体部分)は問題ないと思いますが、「吸入方法」としては、もし使うなら鼻カニューラ(吸入チューブ)で使用することをおすすめします。
というものでした。
やはり「実際の使用場面でどれくらいの水素を吸えるのか」という点が不明確なため、特にはっきりとした目的をもって水素吸入を考えている方には、自信をもっておすすめできる吸入方法ではない、ということかもしれませんね。
以上のような内容から、「フレアーで効果的な水素吸入が可能なのか?」という点については、さらなる検証やエビデンスが必要なのでは・・?という印象を個人的にはもっています。
ただ、あるピンポイントで4%以上の水素が測定されているのは事実なので、気を付けて吸入すれば(毎分100ml/分の水素量は吸えないとしても)ある程度の水素を吸入することはできると思います。
管理人KONフレアーを検討・評価するにあたっては、以上の内容を踏まえることが大切だと思います。
フレアーの口コミ・評価は?
さて、フレアーについては、いくつかのサイトでユーザー評価・口コミが掲載されています。
その中でどのような評価がなされているのかご紹介してみましょう。
使いやすさについて
フレアーのコンパクトさと使いやすさを評価している声がいくつかありました。
あるユーザーチューブタイプよりも気軽に使えるのが良いですね。
特に睡眠中にチューブが外れる心配がないのは大きなメリットです。
カニューラ(鼻チューブ)を使用しない設計により、従来の水素吸入器よりも気軽に使えるというのは納得ですね。
ただし、改善の余地もあるようで、別のユーザーからは、
あるユーザー「ノズルに柔軟性があると、好きな位置で固定できてより使いやすくなると思います」
という声もありました。
効果について
効果に関しては、意見が分かれていました。
ポジティブな声としては、「身体の調子がよくなった気がする」というものがあります。
一方で、「残念ながら効果は感じない」という声も聞かれます。
効果の実感には個人差もあると思いますが、さきほどのセクションでご紹介した『より充実した科学的なエビデンス』とも関連して、さらなる検証が必要かもしれません。
運転音について
運転音に関しては、何人かのユーザーが『気になる』と指摘していました(特に夜間の使用時)。
「おやすみモードの音はちょっと気になる」
「夜寝ながらだと音がうるさい」
といった声が聞かれました。
一方で、「それほど気になりませんでした」という声もあったので、音の感じ方についても個人差がありそうです。
まとめ
以上、今回は水素ジェネレーター「フレアー」について、その特徴やメリット・懸念点、そしてユーザーの声をご紹介しました。
フレアーのメリットとデメリットは以下のようにまとめられます。
さらに、フレアーがおすすめできる人・できない人についてもまとめてみましょう。
フレアーがおすすめできるのは、以下のような方かと思います。
- 吸入チューブの使用をなんとしても避けたい方
- 美容器具としても使用したい方
一方で、以下の方々は慎重に検討した方がいいかもしれません。
- 確実な水素濃度/水素量で吸入したい方
- 科学的エビデンスを重視する方
フレアーは『吸入チューブが不要』という、より快適な水素吸入体験を提供しようとしている点は何より評価できると思います。
しかし、吸入チューブなしでの吸入効果については、さらなる検証が必要な部分もあると感じます。
私個人的には、水素吸入器を評価するときに「実際にどれくらいの水素が体に届いているか」という点は大切にしたいので、
「出口では99%の純水素が、50cm先で4%」
という実測結果の他に、「どれくらい体内に水素を取り込めるのか?」というエビデンス的なものがないという事実はやはり引っかかります。
管理人KONある水素吸入機メーカーの方が「使うならカニューラ(吸入チューブ)で」とおっしゃっていたことも、印象に残っています。
カニューラの使用がどうしても難しい方には選択肢になり得ますが、「しっかり水素を吸入したい」という目的があるなら、他の機種も並べて比較したうえで判断してほしいと思っています。
▼こちらの記事では水素吸入器選びで大事にしたい10のポイントと16機種比較もおこなっています。ぜひ参考にしてみてください。
>>水素吸入器はどう選ぶ?8年使い続けたユーザー視点の「10のポイント」と16機種比較

この記事でご紹介した内容が、フレアーを検討されている方の参考になれば幸いです。






