家庭用の水素吸入器は(ある程度の性能を求めるなら)
- 10数万円から数十万円以上するもの
がほとんどです。
そのため自宅での水素吸入に興味があっても、

なかなか数十万円もポンとは出せない・・
と、立ち止まってしまう方は少なくないんじゃないでしょうか。
そんなときの選択肢になりそうなのが、月額4,500円(税別)でレンタルできる水素吸入器「リタエアー」です。
今回実際にリタエアーをレンタルして使ってみたので、
・実際のところ、リタエアーは他の水素吸入器と比べてどうなのか?
・レンタルしてみる価値はあるのか?
といったことについて、私なりに確認できたことをご紹介してみたいと思います。
水素吸入器について検討している方はぜひ参考にしてみてください。
▼動画版
リタエアーのスペック
まずこちらがリタエアーのスペック表です。
価格(税込) | 330,000円 |
レンタル費用/月(税込) | 4,950円 (初期費用別途9,900円) |
吸引は口から?鼻から? | 鼻・口どちらも可(口から吸引する場合は要オプションパーツ) |
水素ガス濃度 | 1.67% (発生量100ml/分 からの目安) 約3%(公式表記) |
水素水は? | 生成不可 |
使用できる水 | 専用精製水 |
サイズ | 185x185x280mm |
重さ | 2.7kg |
充電パワー | 充電ではなくコンセント式 |
日々のメンテナンス | 1〜10日に1回精製水入替え(電源ON・OFF状況による) |
保証期間 | 1年 |

レンタルだけじゃなく購入もできるのね。

購入だと300,000円(税別)なのでそれなりの価格だね。
まずはこのスペック表の数字の意味について詳しく検証してみましょう。
リタエアーの特徴
水素吸引器を比較するときには、チェックしたい以下のポイントがあります。
- 水素ガスの発生量(水素ガス濃度)は?
- 連続吸引はできる?
- 水素ガスの安全性は?
- 水素水はつくれる?
- ランニングコストはどれくらい?
- メンテナンスの大変さは?
- 本体のサイズ感や取り回しのしやすさは?
これらのチェックポイントを元に、リタエアーのスペックを見ていきましょう。
❶リタエアーは「水素ガス濃度3%」(公式表記)
当サイトでは、水素吸入器を比べるときの目安として「空気中の水素ガス濃度」を比べるようにしています。
その理由は医療機関で行われている水素ガス吸入療法と比べやすいからです。
水素ガス吸入療法の例
リタエアーの公式データでうたわれている「水素ガス濃度3%」というのは、十分な濃度といえそうですね。

ただし、水素ガス濃度についての
・実測データ
・エビデンス
などは今のところ公開されていないようです。
1分あたりの水素ガス発生量は?
水素吸入器の能力をはかる基準として「1分あたりの水素ガス生成量◯◯ml」というのもあります。
ただこれについては
- 1分あたりの水素ガス生成量を体積で測定するのは非常に難しい
- 正確性の高い測定ができる検査機関そのものも少ない
- エビデンスが公開されているケースも少ない
という事情があり、また「1分あたり何ml以上発生すれば効果がある」といった基準もわかっていないため、なかなかデータの取扱いが難しいな・・と感じています。
とはいえ参考にはなると思うので、公開されている場合はチェックするといいでしょう。
リタエアーは100ml/分の水素を発生?
リタエアーの場合は当初は「1分あたり100mlの水素ガス発生」とうたわれていたの記憶しているのですが、どういうわけか現在公式から表記は消えています。
もしかすると、上記のような「正確な体積測定の難しさ」からいったん取り下げたのかもしれません。(本当のところは不明ですが・・)
仮に1分間に100mlの水素ガス発生量だとして、1分間の呼吸量(約6,000ml)をもとに何%濃度の水素ガスが吸えるかを計算すると、
100÷6,000 = 0.0166666
となり、約1.67%となります。

水素吸入器の水素ガス生成能力を比べるには、以上のようにさまざまな数字や基準や事情があって、なかなかシンプルにはいきません。
ですがリタエアーの水素ガス生成能力は家庭用として高いレベルにあるのは間違いないと思います。
❷リタエアー連続吸引時間は基本120分
小型の家庭用水素吸入器は「熱を持ちすぎないために」といった理由で、連続運転に制限があるものがけっこうあります。
リタエアーの場合は運転モードが
- 15分
- 30分
- 45分
- 60分
と分かれていて、
連続運転については「120分運転したら60分休む」ということが推奨されています。
こちらも家庭用としては充分な連続吸引時間といえるでしょう。
❸リタエアーの水素ガスの安全性は問題なし?
通常の水を電気分解して水素ガスをつくる場合、天然の水に含まれる塩化物イオンから「塩素ガスが発生するリスク」があります。
▲水道水の残留塩素ではなく、天然の水に含まれる「塩化物イオン」が原因になります。
そのため、多くの水素吸入器ではこの対策のために「普通の水は使えない」という制限があります。
リタエアーも同様で、
- 水素ガス発生のための「専用精製水」のみを使用
となっています。
そのため、塩素ガスなど有害ガス発生のリスクはないと考えて大丈夫でしょう。
市販の精製水は使用禁止
ただしリタエアーの場合は「レンタル」という特徴もあってか、
市販の精製水は使用禁止
という、他の水素吸入器にはない制限があります。
精製水が切れた場合は、レンタル元のリタハートインターナショナルさんに電話(またはFAX)で注文する必要があるので注意しましょう。
❹リタエアーは水素水はつくれない?
リタエアーは水素ガス吸入専用の機器なので、水素水をつくることはできません。

水素ガスを吸えるなら、水素水なんて意味ないんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、
これまでの研究によると「水素水ならでは」といえそうな効果も確認されているようです。
そのため「水素水も飲みたい」という方は、水素水生成機能もある他の吸入器を検討してみるといいでしょう。
❺リタエアーのランニングコストは?
リタエアーのレンタル費用以外のランニングコストは、
- 水素ガス発生のための「リタエアー専用精製水」:525ml x 6本入りで660円(税込)+送料700円
のみとなっています。(あとは電気代)
使用方法や頻度にもよりますが、専用精製水6本あれば1ヶ月は余裕でもつケースが多いと思います。
水素吸引器の中ではランニングコストは低い部類に入るといえるでしょう。
❻リタエアーのメンテナンス方法は?
日常的なメンテナンス作業は「リタエアー専用精製水の交換」です。
どれくらいの頻度で交換すればいいのかというと、電源をその都度OFFにするか、ONにしっぱなしか、で変わってきます。
リタエアーには内部LEDライトがあって、
- LEDによる除菌機能
というのがあります。
この除菌機能がOFFのときは1-2日ごとに精製水を交換する必要がありますが
常に電源ON状態にして除菌機能が働いていれば10日に1回の精製水交換で大丈夫です。
❼リタエアーのサイズ感や重量は?
リタエアーのサイズ感は
サイズ:185 x 185 x 280 mm
重量:2.7kg
となっています。
- 重さはそこそこある
- コンセントにつないで使用するタイプ
- 除菌のためには電源ONのままにする必要あり
ということで、リタエアーは
「1か所に固定して置いて使用する」
という使用イメージになると思います。
リタエアーのレンタル申込み→商品到着
ではここから、実際にリタエアーをレンタルして使ってみたようすをご紹介します。
リタエアーのレンタルは、毎月の支払い用のクレジットカードがあればオンラインで申し込むことができます。
▼詳しい申込み方法はこちらの記事をご覧ください。

月額4,950円(税込)、申込み時に申込金が9,900円(税込)かかります
。
・契約期間は3ヶ月以上で、それ以降はいつでも解約可
・万が一3ヶ月以内に解約する場合は違約金14,850円(税込)
となっています。
商品到着
本体の入った箱と、水素生成に使う「リタエアー専用精製水」(525ml x 6本入り)が届きました。

初回お届け分には専用精製水が付属してるのね。
内容物確認
内容物もシンプルな印象です。
では実際に使ってみましょう。
リタエアーの使用方法
リタエアーを初めて使うときは、以下のステップで使うことができます。
2回目以降の使用は「STEP4」からでOKです。
「ろうと」を使って専用精製水を注入します。
入れるのは「MIN」(80ml)と「MAX」(240ml) の間であればOK。
メニューボタンを押してモードを「自動洗浄」にしてから、スタートボタンを押します。
1分間の自動洗浄モードが作動します。
自動洗浄後はタンク内の水を取り替える必要があるため、いったん排水します。
使用直後は内部の精製水が高温になっているので要注意。
黒いキャップを左にまわすとキャップがとれて排水できます。
STEP1と同じように、専用精製水を入れます。
メニュー(MENU)ボタンを押すとモード選択ができます。
- 水素ガス:通常の水素ガス吸入モード
- 水素ミスト:よくある美容ミストのように、水素分子を含んだ水蒸気を吹き上げます
- アロマ:オプションのアロマパーツと市販のアロマオイルを使って、精油の効果が楽しめます
さらに「DOWN」「UP」のボタンで、作動時間を調整できます。
- 水素ガス吸入:15分、30分、45分、60分
- 水素ミスト:30分、60分、120分、180分

以上がリタエアーの使い方です!
あとは
電源ONのままなら10日ごと
OFFにするなら1-2日ごとに
ステップ3と4の「精製水入れ替え」を行います。
使ってみて感じたこと・・・リタエアーの口コミ体験談
私は日頃は「H2ヒーラー」という水素吸入器を使用しています。
なので必然的にH2ヒーラーとの比較の上で、という話になる部分もあるのですが、
リタエアーを使ってみて感じたことをご紹介してみたいと思います。
1.水素発生量的には問題なさそう
家庭用水素吸入器の「水素ガス生成能力」は、
- 共通の測定方法や基準がなかったり、
- 実測データやエビデンスもあったりなかったり、
で、機種どうしの比較がなかなか難しいという状況になっています。
リタエアーも数字上はすばらしいデータといえますが、エビデンス等は公開されていないためなんとも言えない部分もあります。
ただ、これまで実際に水素ガスを吸えているときの体感変化を経験してきている私の体感からすると、
「リタエアーはしっかりとした水素吸入の効果が実感できる」
という感想を持ちました。

私はプロフィールにもあるとおり敏感体質なので感じやすいせいもあると思いますが・・・
・目の周りやあたまがすっきりする感覚
・細胞がうずうず(いきいき)してくるような感覚
(抽象的ですみません。。)
この辺りはわかりやすい変化でした^^
2.空気を送ることのメリット・デメリット
リタエアーの大きな特徴のひとつに、
ファンで人工的に空気(風)をつくって、カニューラ(カニューレ)のなかに空気を送り込む
というのがあります。(作動時にファンを動かすモーター音がします。)
普通は自然な流れで届くが・・
私が使っているH2ヒーラーなど多くの水素吸入器は、
発生した水素ガスがカニューラの中を通って鼻まで「自然な拡散作用」で届きます。
特に人工的に空気を送らなくても水素ガスは自然に鼻まで届くんですね。
ただ、水素ガスは「無味無臭」なので、

水素を本当に吸入できてるのかどうか、よくわからない・・(あまり何も感じられない)
という感想をもたれることもけっこうあります。
リタエアーのようにファンで風を送ることで、
空気が送られることで、吸入中に「吸ってる感」が感じられる
というメリットはあると思います。
空気の勢いがけっこうなものだった
私はリタエアーのような「空気を送り込むタイプ」の水素吸入器を使ったのは初めてだったのですが、

けっこう送られてくる空気の勢いがつよいんだな・・・
と感じました。
鼻の奥に吹き付けられるのが続くので、長時間吸入し続けるのはちょっと抵抗を感じる人もいるかもしれないな・・・と。
個人差はあるでしょうし、だんだん慣れていくかもしれませんが、リタエアーの特徴として気に留めておいたほうがいいポイントだと思います。
3.場所は固定して使用するイメージ
普段、コンパクトで充電式の「H2ヒーラー」を使っていると、
- 持ち運びしやすい
- 家のなかでもいろんな場所で水素吸入できる
- なので「ながら吸入」(何か他の作業をしながら水素吸入)がしやすい
- 1日の中で「水素吸入の時間」をつくりやすい
このようなメリットを感じています。
それに対してリタエアーは
- コンセント式
- 除菌のためには電源をONにし続ける必要あり
- 重量はそこそこある(2.7kg)
という特徴から「1ヶ所に固定して使う」使用イメージがあり、
H2ヒーラーほど気軽に使えないのかな・・と感じました。
ただその分(コンセント式ということから)水素ガスの出力は安定して高いように感じます。
「毎日固定した場所で、しっかり水素吸入の時間をとれる」という方であれば、リタエアーはかなりおすすめできると感じています。
4.寝ながら使えないのは残念
個人的な話ですが、普段は毎日寝るときに水素吸入しながら眠りについています。
寝るときであれば、1日のなかで水素吸入のための時間がとれなかった日でも確実に吸入時間を確保できるからです。
リタエアーの場合は「使用しながらの睡眠は絶対にしないでください」という注意書きがあり、「水素吸入しながら眠る」という使い方はできないようです。
この点が個人的には残念に感じました。(安全のため、仕方ありませんが。。)
父にも使ってみてもらった結果
私と同じく普段H2ヒーラーを愛用している父にも、リタエアーを使ってみてもらいました。
もらえた感想は・・・
- 空気が送られてくるので、「何か吸ってるんだな」という感じは感じやすい
- 10日に1回水を換えるのを覚えておくのはちょっとめんどくさい
とのことでした。
やはり「吸ってる感」が感じられるのはメリットのひとつといえそうですね。
まとめ
以上、今回はレンタルできる水素吸入器「リタエアー」についてご紹介してみました。
これまで見てきたリタエアーの特徴を「メリット」「デメリット」にわけてまとめてみましょう。
- 月額4.950円(税込)というリーズナブルな価格で水素吸入できる(申込金別途9,900円)
- 水素ガスの出力は安定して高い
- 空気が送られてくるので「吸ってる感」が感じられる
- メンテナンスがシンプルで、ランニングコストも低め
- 移動して使うのにはあまり向いていない
- 寝ながらは使えない
- 空気が送られてくるのが気になる人もいるかも(モーター音も)
こんな感じでしょうか。
とにかく初期費用を何十万円もかけずに、ある程度高いレベルの水素吸入を自宅で始められるというのが一番の魅力です。
3ヶ月使用すればいつでも解約できるので、
「いきなり大きな費用はかけられないけど、試しに水素吸入を毎日やってみたい」
という方にとってもよい選択だと思います。
おまけ:私が愛用中の「H2ヒーラー」とリタエアーの比較
我が家で水素吸入器を検討した結果選んだのは「H2ヒーラー」という水素吸入器でした。
最後にこの「H2ヒーラー」と「リタエアー」との比較をまとめてみたいと思います。
リタエアー | H2ヒーラー | |
---|---|---|
価格(税別) | 300,000円【購入】 4,500円【レンタル】(税別) | 129,000円(税別) |
水素ガス濃度 | 3%(公式表記) | 1%以上(公式表記) カニューラ先の実測値3.8%以上 |
連続吸引 | 基本的に制限なし | 60分目安 |
使える水 | 専用精製水のみ | フィルター内蔵で不純物を除去するため、「飲める水ならOK」 |
水素水は? | 生成不可 | 生成可能 3分で1.0ppm (水素吸入後に飲める) |
重さ | 2.7kg | 490g |
サイズ | 185x185x280mm | 75x65x245mm |
充電パワー | コンセント式 | 2-3時間のフル充電で 3分の水素水生成:約40回前後 30分の水素吸引:約3回前後 |
本体使用素材の特徴 |
BPA(多くのプラスチックに使われている環境ホルモン物質)フリーの安全素材「トライタン」
| |
日々のメンテンナンス | 専用精製水の入れ替え | ・国際特許の「無角膜電解方式」により、クエン酸洗浄不要、軽い水洗いのみでOK ・3-6ヶ月ごとにフィルター交換 |
ランニングコスト | 専用精製水6本660円+送料700円(税込) | 3〜6ヶ月ごとにフィルター交換(1本約3,300円〜) |
どちらも良い水素吸入器だと思います^^
それぞれがおすすめできるポイントを上げると、
- 長時間連続して水素吸入したい
- 同じ場所で水素吸入できればそれでいい
- いろんな場所で水素吸入するつもりはない
- 高い水素ガス発生量にこだわりたい
- 自宅以外でも水素吸入したい
- 自宅の中でもいろんな場所で水素吸入したい
- 水素水も飲みたい
- 寝るときに水素吸入したい
こんな感じです。
私は完全に「H2ヒーラーがおすすめな人」に当てはまるので、これからも使っていくと思います^^
H2ヒーラーの詳細については以下の記事も参考にしてみてくださいね。
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