今回は水素吸入器を比較する上で重要なポイントになる、
運転音/作動音
について取り上げたいと思います。
夜、睡眠中に使用するケースなどを考えると、静音性は水素吸入器選びの重要なポイントになりますよね。
また、ここ数年で水素吸入器の選択肢は大きく広がり、価格差も目立つようになってきましたが、
水素ガス発生量が同じでも、安価なモデルと高額モデルの違いはどこにあるの・・?
・・と、水素吸入器の価格差が気になる方も多いと思います。
もしかすると、「静音性の違い」に価格差の理由が隠されているケースもあるかもしれません。
なぜなら、静かな運転を実現するためには「静音性の高い部品」をそろえる必要があるでしょうし、それらをどう配置し、どのように組み立てるかといった設計や組み立ての技術も必要になるからです。
今回は、実際に市販されている主要な水素吸入器をピックアップし、運転音の大きさにどのような違いがあるのかについて、可能な限りまとめてみたいと思います。
水素吸入器の静音性を重視して選びたい方はぜひ参考にしてみてください。
各水素吸入器の静音性比較するときの「dB」(デシベル)という単位について
それではこれから、主な水素吸入器の運転時の静音性について、現状確認できた範囲のデータをまとめてご紹介していきます。
が、その前に運転音レベルを表す単位として使われている「dB」(デシベル)について、それが何をあらわすのかを知っておくと良いと思います。
dB(デシベル)とは? 数字の差は見た目以上の違いをあらわす
水素吸入器の運転音レベルを表す際にも使われる「dB(デシベル)」という単位は、単純に「音の大きさそのもの」を示すわけではなく、
人が聞き取れる最小の音(20μPa)を基準にした相対的な数値(対数)
で表したものです。
そのため、ちょっとした数字の違いは見た目以上の違いを表すことになります。
たとえば「50dBと40dB」の違いは「50÷40で1.25倍」ではなく、実際の音の強さとして約10倍も違うんですね。
(参考:島村楽器|dB(デシベル)って何?)。
YUIさん50dBと40dBでそんなに違うんだ・・!
生活音にあてはめると・・
それぞれのdBがどれくらいの音なのか、一般的な生活音に当てはめてみると、
- 30dB:ささやき声
- 40dB:図書館、静かな住宅地の昼
- 50dB:家庭用エアコン室外機
- 60dB:掃除機、洗濯機
といった目安になります。
(参考:騒音計ラボ|騒音値の基準と目安)
WHO(世界保健機関)の提言
また、WHO(世界保健機関)のガイドラインでは、夜間の屋内騒音は35〜40dB以下が望ましいとされており、それ以上では睡眠の質に悪影響を与える可能性が指摘されています。
(参考:WHO Environmental Noise Guidelines 2018)
YUIさんなるほど、参考になるね。
管理人KON以上の情報を踏まえて、各水素吸入器の運転音レベルを見ていきましょう。
各水素吸入器の運転音レベル比較
それでは主な水素吸入器の運転音レベルを見ていきましょう。
運転音の大きさは、あくまで一般的にいうと『水素ガス発生量が多いほど大きくなる』と考えられるため、水素ガス発生量によってある程度分けてご紹介してみたいと思います。
まずは200ml/分以下の水素吸入器から。
① 水素ガス発生量200ml/分未満の水素吸入器の運転音レベル比較
| 機器名 | 水素ガス発生量 | 価格(税込) | 運転音レベル | 詳細記事 | 情報参照元 |
|---|---|---|---|---|---|
| ラブリエエラン | 30ml/分 | 174,900円 | 40 dB /1mの距離 | ラブリエエランってどう?評価と口コミまとめ | すいかつねっと|ラブリエエラン解説記事 |
| ラブリエエラン2 | 60ml/分 | 239,800円 | 40 dB /1mの距離 | すいかつねっと|ラブリエエラン2解説記事 | |
| H2フレスカ150 | 150ml/分 | 218,000円 | 50.5-50.8 dB /1mの距離 | すいかつねっと|フレスカ150解説記事 | |
| シェルスラン・エレ | 150ml/分 | 327,800円 | 不明 | 水素吸入器シェルスラン・エレの実機レビュー |
シェルスラン・エレの情報は現在問い合わせ中でまだ入手できていませんが、後述する上位機種のシェルスラン・プロが42.1dBなので、それよりは小さいと考えられます。
② 水素ガス発生量200〜300ml/分の水素吸入器の運転音レベル比較
| 機器名 | 水素ガス発生量 | 価格(税込) | 運転音レベル | 詳細記事 | 情報参照元 |
|---|---|---|---|---|---|
| H2JI1 | 250ml/分 | 2,420,000円 | 46 dB /10-15cmの距離 | ドクターズ・マン社の水素吸入機『H2JI1』を体験してみた | すいかつねっと|H2JI1解説記事 |
| ピュアラスキューブ プレミア | 250ml/分 | 498,300円 | 40 dB /1mの距離 | 【5年保証】水素吸入器ピュアラスキューブプレミアを体験 | メーカーによる計測 |
| H2フレスカ300 | 300ml/分 | 349,800円 | 59.2-61 dB /1mの距離 | すいかつねっと|フレスカ300解説記事 | |
| アクアリエッタAQY-300EX | 300ml/分 | 616,000円 | 38 dB | アクアリエッタAQY-300EXを使ってみた | メーカー公開値 |
| シェルスラン・プロ | 300ml/分 | 495,000円 | 42.1 dB /1mの距離 | 水素吸入器シェルスラン・プロの口コミ体験談 | メーカーによる計測 |
③ 水素ガス発生量301ml/分以上の水素吸入器の運転音レベル比較
| 機器名 | 水素ガス発生量 | 価格(税込) | 運転音レベル | 詳細記事 | 情報参照元 |
|---|---|---|---|---|---|
| Hhuhu【ふふ】 | 500ml/分 | 880,000円 | 41 dB /1mの距離 | 医療用レベルの家庭用水素吸入器Hhuhu【ふふ】実機レビュー | メーカーによる計測 |
| H2フレスカPRO | 600ml/分 | 459,800円 | 61.2-62.3 dB /1mの距離 | すいかつねっと|フレスカPRO解説記事 | |
| ハイセルベーターPF72 | 850ml/分 | 1,760,000円 | 最大 53.8 dB /1mの距離 | ハイセルベーターを体験してみた! | すいかつねっと|PF72解説記事 |
| ハイセルベーターHX90 | 1000ml/分 | 2,189,000円 | 最大 50.6 dB /1mの距離 | ハイセルベーターを体験してみた! | すいかつねっと|HX90解説記事 |
| ハイセルベーターHX1600 | 1600ml/分 | 495,000円 | 最大 47.0 dB /1mの距離 | すいかつねっと|HX1600解説記事 |
まとめ
以上、今回は水素吸入器の「運転音(作動音)」に注目して、メーカーの公開値や実測値をもとに比較してみました。
本文中でもお伝えしたとおり、測定環境や条件は機種ごとに異なるため、ここで紹介した数値はあくまで参考値としてとらえていただければと思います。
実際の体感は、使用する場所や時間帯、個人の感覚によっても変わってきます。
それでも、一覧してみることで「同じ水素ガス発生量でも、静音性が違うケースがある」ということを、少し感じていただけたかもしれません。
水素吸入器を選ぶ際には「水素ガス発生量」や「価格」とあわせて、日常でどれくらい快適に使えるかという視点も非常に大切です。
その意味で、運転音の比較もひとつの大切な判断材料になると思います。
静かな環境でリラックスして水素吸入したい方は、ぜひ静音性にも注目してみてくださいね。






