水素風呂の効果についてはさまざまな研究がすすめられおり、実際に水素入浴されている方の口コミを見ても期待せずにはいられない内容が語られています。
そんなわけで水素風呂に興味をもっている方は少なくないと思いますが、
- 長い目でみたときのコストはどうなの?
- 安全性は問題ない?
- 水素濃度は大丈夫?
といった疑問から、
どんな方法で水素風呂を始めればいいんだろう・・?
と立ち止まってしまう人もいると思います。
この記事では、さまざまな水素風呂の方法と製品をとりあげ、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら
水素風呂を始めるベストな方法はどれか?
について検証してみました。
水素風呂のあらゆる方法を比較していますので、ぜひ水素風呂をはじめるときの参考にしてみてください。
水素風呂の方法を大きくわけると「水素入浴剤」と「水素風呂用水素発生器」
まず、水素風呂の方法は大きくわけて
という2つの種類があります。(上の文字をクリックするとそれぞれの項へジャンプします)
それぞれの特徴や費用について確認していきましょう。
❶ 水素入浴剤
水素入浴剤は
- 粉末状になっていて、ふつうの入浴剤と同じように湯船のお湯に入れて使うタイプ
- 水素発生剤を専用ケースにいれて使うタイプ
大きくわけてこの2種類がありますが、粉末タイプはさらに2種類にわかれて、すべて合わせると3種類あります。
3種類にどんな違いがあるの?
それぞれの特徴を見ていくよ!
3種類の水素入浴剤、それぞれの特徴は?
水素入浴剤の違いは「化学反応のタイプの違い」とも言え、以下の3種類にわけることができます。
水素発生時間 | 特徴 | 価格帯 | |
---|---|---|---|
アルミニウム+酸化カルシウムタイプ | 約5時間 | ・添加物がなく安心 ・高温になるため専用ケースに入れて使う | 1回250円程度 |
水素化マグネシウムタイプ | 約8時間 | ・お値段高め | 1回500円程度 |
炭酸マグネシウムタイプ /水素化ホウ素ナトリウムタイプ | 約3時間 | ・安い ・安全性を危惧する声あり | 1回100-200円程度 |
①アルミニウム+酸化カルシウムタイプ
アルミニウムと酸化カルシウムの化学反応によって「水素」と「熱」が発生します。
最高で90度程度になるため、安全のために「専用ケース」に入れて使うようになっています。
特徴として、
- 純粋に水素のみを発生させるものなので、他の入浴剤タイプのような添加物が入っておらず安心
- 水素発生量が多い
という点があげられます。
熱をもつため、使い方を間違うとやけどのリスクもありますが、ちゃんと使い方を守ればおすすめできる水素入浴方法です。
代表的商品:「水素バス」
②水素化マグネシウムタイプ
水素の医学研究の第一人者である太田成男日本医科大学名誉教授が「お墨付き」を与えているタイプで、約8時間水素を発生し続けます。
代表的商品:「水乃素湯」
③炭酸マグネシウムタイプ/水素化ホウ素ナトリウムタイプ(おすすめできない・・?)
以前「炭酸マグネシウム使用」と記載されていた商品が、現在「水素化ホウ素ナトリウム」という表記に変わっているケースがあります。
このタイプについては太田成男日本医科大学名誉教授のサイトで、以下のような注意喚起がされています。
有害成分NaBH4(水素化ホウ素ナトリウム)を使って水素を発生させている商品もあるので、注意しましょう。
出典:「元気の時間」(TBS系12月13日7:00〜7:30)の水素入浴:有害物に気をつけて|太田成男のちょっと一言
悪質なことに、販売社は、有害成分の成分を表示しないので、消費者が見分けるのは困難です。
現在の目安としては、「安かろう、悪かろう」です。MgH2と書かれてないのは、NaBH4の可能性が高いです。
このような指摘があるため、個人的にはこのタイプはおすすめできないかな・・と感じています。
水素入浴剤のメリットは気軽に試せること
水素入浴剤のメリットは、なんといっても
という点です。
「水素風呂でこんな変化を感じた」という口コミはたくさんありますが、やはり実際に体験してみるのが一番ですからね。
水素入浴剤のデメリットは継続時のコスト
逆に水素入浴剤のデメリットはというと、
という点です。
実際にどれくらいのコストになるか、シミュレーションしてみましょう。
おすすめできる「水素化マグネシウムタイプ」の水素入浴剤の代表的な製品として、
という製品があります。
「水乃素湯」をはじめ、水素化マグネシウムタイプの水素入浴剤はだいたい「1回分500円(税別)」というのが相場となっていますね。
仮に水素入浴剤を毎日1包み使うとすると、
- 1ヶ月の費用:500円x30日=15,000円(税別)
- 1年の費用:500円x365日=182,500円(税別)
と、けっこう割高になってくるんですよね。
月15,000円はムリ!
だね・・・
入浴剤タイプは続けるにはちょっと割高なので、「水素風呂がどんなものが体験する」ために利用してみるのがおすすめです。
水素風呂の良さが実感できたら、次にご紹介する水素風呂用水素発生器(水素風呂機械)への移行を検討するといいでしょう。
❷水素風呂用水素発生器
では次に「水素風呂用水素発生器」について見てみましょう。
水素風呂用水素発生器は、ほとんどが「電気分解で水素を発生させる」タイプです。
どのタイプもだいたい15分-30分ほど水素を発生させ、水素風呂ができあがります。
水素風呂用水素発生器を一覧で比較してみると・・
現在市販されている主な水素風呂用水素発生器を一覧で比較すると、以下のようになります。
製品名 | タイプ | 水素濃度 | 費用(税込) |
リタライフ | 電源コード式 | 2.0ppm以上 | 4,400円/月 ※レンタル |
スパプレミアム | 充電式 | 1.6〜2.0ppm | 81,000円 ※+バッテリー交換費用 |
スパーレ | 充電式 | 1.6ppm | 99,900円 ※+バッテリー交換費用 |
マルーン | 充電式 | 1.4ppm | 81,000円 ※+バッテリー交換費用 |
水素SPA Hポット | マグネシウム式 | 0.2〜0.7ppm | 99,898円〜 |
水素発生器によって水素濃度は違う
マグネシウムによる化学反応で水素を発生させる「水素SPA Hポット」は、水素濃度が比較的低めですね。
それ以外の電気分解で水素を発生させるタイプは1.4ppm以上の高濃度になりますが、なかでも【電源コードをつなぐタイプ】の「リタライフ」がもっとも水素濃度が高くなっています。
リタライフの水素濃度が他より高いのは、唯一電源コードを直接つなぐタイプ(充電式ではない)のため出力が高いからと考えられます。
▲このように本体からのびているコードをコンセントにつなぎ、
▲水素が発生する「電極部分のみ」を湯船に投入します。(電極部分のコード長は3m。本体部分は浴室のなかに入れずに使います。)
水素風呂用水素発生器「充電式」VS「コンセント式」どっちがいい?
このように電気分解で水素を発生させる水素風呂用水素発生器には
- リタライフ(電源コード式)
- それ以外(充電バッテリー式)
という大きくわけて2つの種類があるといえるわけですが、どちらがいいのでしょう?
それぞれのメリット・デメリットを上げてみると以下のようになります。
コード式(リタライフ)のメリット・デメリット
- 充電の手間がない
- 残りの充電量を気にしなくていい
- 充電バッテリーの交換が不要
- 出力が高く高濃度
- コードの取り回しがわずらわしい
- 水素生成中はコードを浴室の外に通す必要がある
充電式のメリット・デメリット
- 取り回しがラク
- 残りの充電量を気にする必要がある
- 充電バッテリーの定期的な交換が必要(費用は1万円前後)
- 充電バッテリーを水につけるのはちょっと不安
こんなかんじですね。
水素風呂用水素発生器を選ぶ際は、これらのメリットを天秤にかけて「どちらがいいか」を判断することになります。
個人的には「充電式のデメリット③:充電バッテリーを水につけるのがちょっと不安」というデメリットが大きいと感じ、コンセント式のリタライフを選びました。
実際のところ、2021年現在「充電バッテリー式」の多くが生産をとりやめている状況があります。
想像ですが、やはり充電バッテリーを水につけることによる電気まわりのトラブルが多かったのではないかと思っています。
費用は「レンタル」と「購入」どっちがお得?
費用面でもやはり「リタライフ」には他にない特徴(=唯一のレンタルタイプ)があるため、
レンタルの「リタライフ」 vs 買い切りの「その他製品」
という選択肢があります。
各製品の費用をもう一度比較してみましょう。
製品名 | タイプ | 費用(税込) |
リタライフ | 電源コード式 | 4,400円/月 ※レンタル |
スパプレミアム | 充電式 | 82,500円 ※+バッテリー交換費用 |
スパーレ | 充電式 | 101,750円 ※+バッテリー交換費用 |
マルーン | 充電式 | 81,000円 ※+バッテリー交換費用 |
水素SPA Hポット | マグネシウム式 | 99,898円〜 |
唯一レンタルの「リタライフ」(費用月3,850円【税込】)を1年継続すると、
- 3,780円x12=年間45,360円(税込)
となります。
だいたい2年間の使用で他の買い切り製品と同等のコストになるイメージですね。
他の機種は「充電バッテリーの交換費用や手間」が必要ということもありますし、単純に比較するのは難しいです。
ただ「初期費用をおさえられる」という面からすると、レンタルのリタライフは導入しやすいといえるかもしれません。
リタライフについてもう少し詳しく知りたい方は、下の記事を参考にしてみてください。
水素風呂の方法をおすすめ順にご紹介します
それでは最後にそれぞれの水素風呂の方法を、管理人KONのおすすめ順にご紹介してみたいと思います。
① リタライフ
水素風呂用水素発生器のなかでも「レンタル対応」「電源コード式」という特徴をもつリタライフ。本体を電源につなぐ煩わしさはありますが、その代わりに、
- 週1~2回の充電の手間がない
- 充電バッテリー交換の費用・手間がかからない
- 高出力で水素濃度が高い
という小さくないメリットがあります。
またレンタルなので、万が一故障があっても無期限に無償修理に対応してもらえるという安心感も心強いです。(ユーザーの責任で故障した場合は費用がかかります)
おすすめ度 | |
---|---|
水素濃度 | 2.0ppm以上 |
水素発生方式 | 電気分解(電源コード式) |
サイズ・重量 | 幅185mm×奥行き185mm×高さ304mm 本体 1.85㎏ 電極パーツ 295g |
レンタル費用 | 4,400円(税込)/月 |
初期費用(申込金) | 27,500円(税込) |
水素風呂を使った臨床試験でも使われているリタライフ
「水素風呂の効果」についてまとめたこちらの記事では、水素風呂についての臨床研究の内容もご紹介しています。
このなかでご紹介している
- 「水素風呂で血中の抗酸化力が11%〜17%上昇」という研究(県立広島大学)
この研究にもリタライフが使われています。
体内の抗酸化力が上昇するということは、それだけ老化や病気にたいする抵抗力が強まるということになります。
こうした臨床研究に使われていることもリタライフがおすすめできる理由のひとつです。
リタライフのレンタル方法や契約時の注意点について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にされてみてください。
②マルーン
長年、水に関する事業を続けてきた「株式会社フラックス」の水素風呂用水素発生器「マルーン」。
フラックス社の水素風呂用水素発生器といえば、このあとご紹介する「スパーレ」が定番でしたが、
- スパーレよりサイズがコンパクトで取り回しが楽
- その分少し水素発生量は劣る
- バッテリー交換が自分でできるので、スパーレのように本体をメーカーに送る必要がない
といった独自の特徴をもった機種が「マルーン」です。
おすすめ度 | |
---|---|
水素濃度 | 1.4ppm |
水素発生方式 | 電気分解(充電式) |
充電能力 | 4時間でフル充電・約6回使用 |
サイズ・重量 | 幅174mm x奥行143mm x 高さ60mm 710g |
価格 | 75,000円(税別) |
バッテリー費用 | 10,000円(税別) ※2〜3年で交換 |
マルーンの特徴
マルーンはサイズ小さく、重さも軽量ということで、旅行にも持っていけそうな取り回しの良さが特長です。
またその小ささから、洗面台に水をためて美顔用に水素水をつくったり、ボウルで水素水をつくって野菜を浸け込んだりといった使い方もできます。
小さい分、水素濃度は少し劣る部分はありますが、「取り回しよく、いろんな用途に使いたい」というニーズに合った製品といえます。
③ スパーレ
マルーンと同じく「株式会社フラックス」の水素風呂用水素発生器「スパーレ」。
一時期は売れすぎてしばらく在庫がなくなるという事態にもなったほどの定番ともいえる人気機種です。
「2-3年に一度のバッテリー交換時に、本体ごとメーカーに送って交換してもらう必要がある」
という点はちょっとしたデメリットといえるかもしれません。
おすすめ度 | |
---|---|
水素濃度 | 1.6ppm |
水素発生方式 | 電気分解(充電式) |
充電能力 | 4時間でフル充電・約6回使用 |
サイズ・重量 | 直径200mm x 高さ78.5mm 1.5kg |
価格 | 92,500円(税別) |
バッテリー費用 | 10,000円(税別) ※2〜3年で交換 |
▼スパーレの口コミや詳細についての参考記事
④ 水素バス
最後に、水素風呂のお試し体験にちょうどいい使い切りタイプをご紹介しておきます。
いろんな成分が入っている粉末タイプの入浴剤と違い、
化学反応によって純水に水素だけをつくる
というのが「水素バス」の特徴です。
不純物がいっさいないという安心感に加え、1回あたりのコストも200円代とリーズナブルになっているので
「水素風呂がどんなものか、体験してみたい」という方におすすめです。
▲初回は「専用ケース付き」で、その後は水素発生剤のみを購入できます。
まとめ
以上、今回は様々な「水素風呂の方法」を比較・検討してみました。
みてきたように、初めての方は1回分ずつの「水素入浴剤」で試してみるのがおすすめです。
そして水素風呂のよさが実感できたら、水素風呂用水素発生器を検討してみてください。
レンタル式の「リタライフ」であれば月々4,400円(税込)でレンタルできますし、買い切りタイプもほぼすべて10万円を切るようになってきてます。
以前は水素風呂発生器が20万円くらいだったので、水素風呂を導入するハードルは確実にさがってきてますね・・・
ぜひあなたも水素風呂を経験して、あの「全身が癒やされるようなここちよさ」を味わってみてほしいと思います。
我が家では「リタライフ」を導入しています。
導入してみた様子は下の記事に書いていますので、こちらも参考にしてみてください。