今回は、株式会社イズミズのポータブル水素吸入器「ラブリエエラン2」について詳しくみていきたいと思います。
同社からは以前から「ラブリエエラン」というモデルも販売されており、名前のとおりラブリエエラン2はその上位モデルにあたります。
水素吸入器としての基本性能とともに、「エランからどこが変わったのか?」というポイントについてもみていきましょう。
ラブリエエラン2のスペック

| 価格 | 239,800円(税込・本体のみ。電源類は一切含まれません) |
|---|---|
| 水素発生量 | 60ml/分 |
| 水素純度 | 99%以上 |
| 使用する液体 | 精製水(電気分解方式) |
| 連続使用 | 本体単体では30分で自動停止。アプリ使用時は10分〜2時間でタイマー設定可能 |
| 電源 | 内蔵バッテリーはなし。USB Power Delivery対応(20V/2.25A以上、45W以上)の電源が必要(別売)。PD対応モバイルバッテリーを使えば屋外でも運用可能 |
| 運転音 | 40dB(1m、メーカー測定値) |
| 水素水生成機能 | なし(吸入専用) |
| 本体サイズ | 幅115mm×奥行77mm×高さ135mm |
| 重量 | 570g |
| イオンフィルター交換 | 半年に1回、または500時間使用のいずれか早い方(純正品「HG-A11」販売店価格3,080円・税込) |
| 耐用年数 | 約3,000時間(正しい使用条件下) |
| アプリ連携 | 専用アプリ「h2 habit」で吸入記録・週間レポート・本体操作に対応 |
| メーカー保証 | 1年 |
注意:メーカー公式の本体標準価格239,800円には、電源アダプター・充電ケーブル・モバイルバッテリーが一切含まれていません。
本体に同梱されるのはノーズセット・接続チューブ・イオンフィルター・メジャーカップ・収納ポーチ・取扱説明書のみで、USB PD対応(20V/2.25A以上)のケーブルや電源をお持ちでない場合、本体だけ購入しても電源を入れられません。
管理人KONこの「本体に電源が付属しない」という仕様のため、電源については販売店ごとに対応はさまざまです。
電源3点セットを標準で無料同梱している店舗もあれば、「本体のみ(電源別売)」「PD対応電源付きセット」を選べる形にしている店舗もあるようです。
届いてすぐ使いたい方は、購入前に商品ページで電源が同梱されているかどうかを必ず確認することをおすすめします。
株式会社イズミズってどんな会社?
株式会社イズミズは2012年設立、大阪市中央区に本社を置く企業です。
「水である」という意味を込めた社名のもと、電気化学をベースとした水質制御技術の研究開発を行っており、水素水生成器・水素吸入器を中心とした「LaBriller」ブランドの水素関連製品を展開しています。
「ラブリエエラン」からの変更点は?
ラブリエエラン2は、以前から販売されている「ラブリエエラン」(税込174,900円・水素発生量30ml/分)の後継機ですが、ラブリエエランは現在も販売されているため、両製品で迷われる方もいるかもしれません。
この2つの製品には価格以外にも大きな違いがあるので、ここでまとめてみましょう。
① 水素ガス発生量の違い
まず、水素ガス発生量は
- ラブリエエラン:30ml/分
- ラブリエエラン2:60ml/分
と、2倍に進化しています。
本体サイズ(115×77×135mm)は同じなので、この小型ボディのまま出力を引き上げた形ですね。
②使用する液体の違い
水素ガスを生成するために使用する液体にも違いがあります。
旧タイプのラブリエエランは「専用液」(1パック税別500円で約30回使用)を使う方式でしたが、エラン2は精製水を電気分解する方式に変わっています。
精製水は薬局やドラッグストアで気軽に購入できるため、専用液の定期購入が不要になった点はメリットといえそうです。
③充電式バッテリーの有無
もうひとつの大きな違いは、充電式バッテリーの有無です。
旧タイプのラブリエエランは充電式のバッテリーが付属しており、満充電時なら30分運転を2回以上、コードレスで行うことができました。(ACアダプターも付属しているので、コンセントにつないでの使用もできます)
一方、ラブリエエラン2には内蔵バッテリーがなく、USB PD対応の電源に常時接続する必要があります。
YUIさんラブリエエラン2は、充電ができない仕様になったのね。
モバイルバッテリーを用意すれば、外出先でも使える
ただし、これは「屋外で使えなくなった」という意味ではありません。
PD対応のモバイルバッテリーを用意すれば、外出先でも運用できます。
管理人KON公式サイトには「持ち運びも便利」という案内がありますが、このモバイルバッテリー運用を前提にしたものと考えられます。
ただし対応するモバイルバッテリーにはある程度のスペック(65Wクラス等)が必要です。
旧タイプのラブリエエランのように充電・コードレス運用はできなくなった、という点は押さえておくとよいでしょう。
さらに注意が必要なのは、
- ラブリエエラン:本体一式に、充電バッテリーとACアダプター(コンセントにつなぐ用)が付属
- ラブリエエラン2:本体一式には電源関連は一切付属していない(別途用意する必要あり)
という違いです。
YUIさんラブリエエラン2は本体だけ購入しても電源を入れられないのね。
ラブリエエラン2の場合は、各販売店で「電源セット付きプラン」を用意していたりするので、販売店が電源まわりについてどのような対応をしているかをチェックするとよいでしょう。
④ 専用アプリでの操作
ラブリエエラン2では専用アプリ「h2 habit」による吸入記録・タイマー設定などの機能が新たに追加されています。
というわけで、価格は
旧タイプのラブリエエラン:174,900円(税込)
→ラブリエエラン2:239,800円(税込)※本体のみ・電源別
に上がっています。
管理人KON発生量アップは嬉しいポイントですね。
充電対応はなくなりましたが、対応するモバイルバッテリーを用意すれば外でも使える点は評価できます。
ラブリエエラン2の特徴をチェック
では「ラブリエエラン2」の性能を他の水素吸入器と比較するために、水素吸入器を比較するときにチェックしたい以下の7つのポイントにそって特徴をチェックしていきましょう。
※クリックで該当箇所にジャンプします
管理人KONひとつずつチェックしていきます!
❶ラブリエエラン2の水素ガス発生能力「1分間に60mlの水素ガスを生成」

ラブリエエラン2の水素ガス発生量は、
「1分間に60mlの水素ガスを生成」となっています。
水素ガス発生量をどう判断するか?については下の記事で詳しく書いており、「水素ガス発生量250ml/分〜500ml/分」が、家庭用としての「スイートスポット」といえる理由について解説しています。
上の記事のスイートスポットと比べると、ラブリエエラン2の60ml/分という発生量はかなり控えめな水準です。
ただし手のひらサイズの携帯機であることを踏まえると、この発生量は「コンパクトさを優先した設計」として理解できる範囲ともいえます。
旧タイプのラブリエエラン(30ml/分)からは2倍になっている点は評価できるポイントです。
❷ラブリエエラン2の連続吸引時間は?

ラブリエエラン2本体単体での運転は、30分で自動停止する仕様になっています。
ですが、スマホに専用アプリ「h2 habit」をダウンロードして使用すると、10分〜2時間の範囲でタイマーを細かく設定できるようになっており、アプリ経由であれば最大2時間までの連続運転が可能となっています。
❸ラブリエエラン2の水素ガスの安全性は?

一般的に、通常の水を電気分解して水素ガスをつくる場合、天然の水に含まれる塩化物イオンから「塩素ガスが発生するリスク」があります。
ラブリエエラン2で使用する液体は「精製水」のみと定められており、この問題についてはクリアされていると言えます。
旧モデルのエランは「専用液」を使う方式でしたが、エラン2では一般的な精製水に置き換わっており、使用する液体という点ではよりシンプルになったといえそうです。
❹ラブリエエラン2の静音性・運転音の大きさは?

運転音は1mの距離で40dB(メーカー測定値)とされています。
旧タイプのラブリエエランと同水準の静音性で、コンパクトな機種としては標準的な部類に入る数値だと思います。
参考記事:

❺ 水素水はつくれる?ラブリエエラン2の水素水生成機能
ラブリエエラン2は水素ガス吸入専用の機種で、水素水はつくれません。
水素水と水素吸入の両方を1台でカバーしたい場合は、他の機種を検討する必要があります。
❻ ラブリエエラン2のメンテナンス方法/ランニングコストは?

基本的なメンテナンスは、
- 精製水の補充・交換(月1回、タンク内の水をすべて交換)
- イオンフィルターの交換(半年に1回、または500時間使用のいずれか早い方)
です。
イオンフィルター(純正品「HG-A11」)は、販売店で3,080円(税込)で販売されており、交換目安は500時間使用、または半年に1回のいずれか早いタイミングとなっています。
精製水はドラッグストア等で500ml150円程度で購入できるので、こちらのコストはそれほど大きな負担にはならないでしょう。
❼ ラブリエエラン2のサイズ感や取り回しは?

ラブリエエラン2のサイズ感は
サイズ:77(D) × 115(W) × 135(H) mm
重量:570g
となっており、手のひらに収まるサイズ・重量です。
ただ、旧タイプのラブリエエランと違い「充電運用はできない」ので、使用するには別売りのモバイルバッテリーまたは電源コードを持ち運ぶ必要があるという点には注意が必要です。
ラブリエエラン2の口コミ
ラブリエエラン2の口コミをチェックしてみましょう。
ある楽天ショップのレビューページを確認したところ、評価は星4.15(33件)となっていました。
なお、このレビューページには2018〜2021年ごろの古い投稿も多く含まれていますが、エラン2の発売時期を踏まえると、これらは旧モデル「ラブリエエラン」(またはさらに前のモデル)についての口コミである可能性が高いです。
そのため、内容から見てエラン2について書かれたと判断できる投稿(発生量「60ml/min」への言及、電源セット同梱への言及など)を中心に、内容をまとめてご紹介します。
- 想像していたよりコンパクトで、デザインもインテリアになじむという声
- 60ml/分という発生量について「小型の機種にしては十分」という評価
- 別売の「ネックセット」があることで、人前でも使いやすいという声
- 電源セット付きで購入した場合、バッテリー・充電コードが最初から揃っているのですぐ使い始められたという声
- セッティングが簡単で、すぐに使い始められたという声
ショップでのレビューの特性上、使用開始直後のレビューが多く、「効果」についての具体的な声はまだそれほど多くありませんでした。
情報が見つかり次第、この記事に追記していきます。
まとめ
それではラブリエエラン2を評価する際にとくにポイントとなる点を「メリット」「デメリット」にわけてまとめてみましょう。
- 水素ガス発生量が旧モデル比2倍(60ml/分)に向上
- 使用する液体が精製水になり、専用液の定期購入が不要に
- 本体は570gと軽量で、専用アプリによる吸入管理も可能
- 充電式のバッテリーが廃止され、本体標準価格239,800円には電源(ACアダプター・ケーブル・モバイルバッテリー)が一切含まれない。本体だけ購入しても電源が入れられないので要注意
- 価格が174,900円から239,800円(本体のみ)に上昇。
- 水素ガス発生量は2倍になったとはいえ、家庭用のスイートスポット(250〜500ml/分)と比べると控えめ
発生量アップ・精製水化・アプリ連携と、機能面での進化は感じられるモデルです。
一方で「充電式のバッテリーがなくなった」という点は、「携帯できるコンパクト機」というラブリエエランシリーズの持ち味を考えると、気になるポイントといえるかもしれません。
PD対応モバイルバッテリーを用意すれば屋外でも運用できますが、本体だけで完結していた旧タイプのラブリエエランと比べると、荷物がひとつ増える形になります。
また、本体標準価格239,800円(税込)には電源類が一切含まれていないため、「本体だけ注文したら、家でも電源が入れられなかった」ということにならないよう、電源セット付きプランで購入するか、対応するUSB PDケーブル・電源を別途用意しておくことを強くおすすめします。
他の家庭用機種も含めて比較したい方は、下記の選び方記事もあわせてご参照ください。








