個人的な話ですが、わたしは父親、父方の祖父、母方の祖父の全員がハゲていたので、20代のころから戦々恐々としてきました。
今現在、なんとか維持はできてると思いますが・・。
今回は「水素が育毛にプラスにはたらく」という話を目にしたので詳しく調べてみました。
水素と育毛の関係については、活性酸素の抑制や血流改善などの観点から興味深い仮説がありますが、まだ科学的に十分な検証が行われていない段階です。
ここでお伝えする情報は、既存の研究や文献をもとにした私なりの解釈ですので、鵜呑みにせずに読んでいただければと思います。
水素水が育毛にプラスに?
私が水素の効果について興味をもつきっかけになったこちらの本。
『水素美容のひみつ』早坂理恵(著)日本医科大学教授 太田成男(監修)
この本のなかで、著者の早坂理恵さんは「水素入浴」の魅力について書かれているのですが、そのなかに次のような描写があります。
そんなわけで私はこの水素入浴が大好き!
難しいことを意識しなくても、入浴後に効果が目に見えてわかるのが気持ち良いのです。くすみがとれて、肌色が明るくなる、大量に汗をかくので減量効果も感じるし、髪にまでハリとツヤがでてきます。
1回の入浴でひと皮むけたような使用感には、最初、本当にびっくりしました。
『水素美容のひみつ』73Pより引用
どうやら髪にいい影響があるらしい、とのこと。
これをきっかけにさらによくよく調べてみると、「ハリとツヤ」だけでなく「髪の毛の成長」そのものにもいい影響がある可能性があることがわかってきました。
水素水や水素風呂が育毛によい可能性
水素と育毛の関連の可能性をしめすものとして、
- 水素入浴で血流量が増えるというデータ
- 細胞に害をなす活性酸素を取り除くという水素のはたらき
この2つの点があげられます。
❶ 水素風呂で血流量が増えたというデータ
髪の毛をつくる毛母細胞は、体のなかでももっとも細胞分裂・増殖が盛んな場所のひとつです。
そのため毛乳頭や毛包のまわりには細かい毛細血管が張り巡らされ、増殖に必要な栄養分やホルモン、エネルギーをつくるための酸素などが血流にのって届けられるようになっています。
つまり「血流をよくする」ことは、髪の毛の成長のために必要不可欠なものなんですね。
「水素風呂に入浴すると血流量が増加する」というデータ
実は水素風呂に入浴すると、普通のお風呂に入るよりも血流量が増加し、血行がよくなったというデータがあります。
上のグラフは2012年に日本温泉気候物理医学会で発表されたデータですが、「水道水」よりも水素風呂(MgH2:水素化マグネシウムを使った水素入浴剤)のほうが血流量が上がっているのがひとめでわかります。
ふつうに入浴するだけでも頭皮の血行がよくなるのが想像できますが、水素入浴であればさらに血流量が増すというデータがでてるんですね。
『水素美容のひみつ』著者の早坂さんは、この水素入浴の恩恵を最大限うけるために
「顔以外はすべてつかるようにお風呂に仰向けに」
なって入浴されているそうです。
この入浴方法ならさらに頭皮の血行がよくなって、髪の毛にもいい影響がありそうですよね。
❷ 害となる活性酸素を取り除くことで頭皮のダメージを防ぎ、育毛につながる可能性
紫外線や整髪料の化学物質などによるストレスの影響で、頭皮では活性酸素が多く発生しがちです。
この活性酸素は、髪の毛をつくる母細胞や、髪の毛の成長を促す頭皮のコラーゲンなどにダメージを与えてしまいます。
活性酸素によるダメージが、抜け毛や髪の毛が細くなることにつながってしまうんですね。
「いかに活性酸素によるダメージから頭皮を守るか?」
ということは育毛のための基本ということができます。
水素が活性酸素を取り除くのであれば、育毛にプラスにはたらくはず
水素には酸化力が超強力なヒドロキシルラジカルという活性酸素だけを選択的に取り除くはたらきがあります。
早坂さんのように頭皮まるごと水素風呂につけることができれば、毛母細胞にダメージを与える活性酸素のはたらきを抑制することが期待できそうです。
髪の毛の材料となるアミノ酸に余裕をもたせることも期待できる?
また、「髪の毛の材料になるアミノ酸をまもる」という別の角度から考えることもできます。
髪の毛の材料となるアミノ酸のなかには抗酸化作用をもったものがあり、活性酸素が増えすぎると
「抗酸化作用で頭皮を守る」>「髪の毛の材料になる」
という優先順位から、髪の毛の材料が不足することにつながります。
水素が活性酸素を取り除いてくれれば、アミノ酸は髪の毛をつくるためだけに使われることができます。
最近は育毛剤にも抗酸化物質が配合されている
ちなみに最近は育毛剤にも「抗酸化物質」(活性酸素のはたらきを抑える成分)が配合されているケースが増えています。
たとえば「ボストンスカルプエッセンス」という1本1万円ほどする育毛剤には「フラーレン」という高い抗酸化作用をもつ成分が使われていたりします。
フラーレンには活性酸素を除去する働きがあります。
PCや携帯の電磁波、紫外線、心身のストレスにより発生する、不安定になった原子や分子をフリーラジカルといいますが、その代表格であるのが「活性酸素」。
この活性酸素は抜け毛・薄毛にも影響を与えると言われています。
(出典:ボストンスカルプエッセンス公式サイト)
これくらい、育毛においては「頭皮の活性酸素対策」が重要視されてるんですね。
実際に頭皮と髪の毛を水素水に浸けてみた
このような水素に期待できる育毛効果を知って、実践しないわけにはいきません。
そこで「水素水による育毛」を試してみることにしました。
まずはアルミパウチ水素水をかけてみた
はじめて「水素水で育毛」を試そうと思った当時、私はまだアルミパウチ水素水しか利用していませんでした。
アルミパウチ水素水は1本500mlが300〜400円以上します。
それでも「ぜひどんなものか試してみたい・・!」という欲求には勝てず、貴重なアルミパウチ水素水一本をお風呂で頭にかけてみました。
その結果・・・
たしかに頭皮がすっきり感じるというか、気持ちよさはあったものの、やはり
「400円があっという間に流れていく・・」
とコストのことで頭がいっぱいになってしまいました。
水素風呂に頭全体を浸けてみた
その後「水素風呂」を始めてから、ようやく思い切り頭皮と髪の毛を水素に浸すことができるようになりました^^
そして、早坂さんと同じように「髪全体、頭皮全体を水素風呂に浸ける」というのを始めてみました。
その結果・・
不思議ですが、明らかに最近髪の毛のコシがしっかりしてきています。
水素水を飲むことも続けているのでその効果もいくらかあるのかわかりませんが、育毛剤を使っていた頃よりもわかりやすい、はっきりした髪質の変化を感じています。
水素水を始めてから健康上の様々な恩恵を感じていますが、育毛の点から考えても水素水は続けていきたいな!という思いが強くなりました。
ちなみに水素風呂の方法でおすすめなのは・・
水素風呂の方法ですが、大きくわけて
- 水素入浴剤(ふつうの入浴剤のように粉末状の入浴剤を入れると水素を発生する)
- 水素風呂用水素発生器(多くは電気分解で水素を発生させる)
この2とおりの方法があります。
私は最初水素風呂を「試してみたい」と思ったので、まずは総費用のかからない「水素入浴剤」からはじめました。
水素入浴剤は「水素化マグネシウム」タイプで
水素入浴剤の主成分は「水素化マグネシウム」「炭酸マグネシウム」など何種類かあるようですが、「水素化マグネシウム」以外は不純物や有害物質が含まれる可能性があるようです。
(参考記事:水素風呂の比較とおすすめランキング|水素発生器の購入やレンタル、水素入浴剤でベストな方法は?)
炭酸マグネシウムタイプはちょっと割安なので手を出しやすいのですが、安全を考えると「水素化マグネシウム」タイプを選ぶのが安心です。
水素風呂用水素発生器は「レンタル式」「充電式」などいろいろある
水素風呂用の水素発生器は「初期費用」はある程度かかりますが何度でも繰り返し使えるのが魅力です。
なので「水素入浴剤」を試して気に入ってから「水素発生器」を購入する人も多いですね。
またうちで現在使っている「レンタル式」という方法もあります。
月々3,500円(税別)で水素風呂使い放題にできるので、個人的にはおすすめの方法です。
まとめ
以上、今回は水素と育毛の関係についてご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?
最近では女性で薄毛に悩む方も増えていますよね。
男女それぞれ薄毛の原因は異なりますが、
「活性酸素による頭皮や毛母細胞へのダメージを防ぐ」
というアプローチは男女関係なく取り入れることができます。
活性酸素の害を防ぐ水素分子のはたらきから考えると、「水素で育毛」というのもありえない話ではないかもしれません。