先日、↓こちらのレビューでご紹介した卓上水素水サーバー「ルルドハイドロフィクス」。
この記事を書いた時点では、てっきり「ルルドハイドロフィクス」はに「ルルド」の後継機だと思っていたのですが・・・
▲新製品「ルルドハイドロフィクス」
▲従来からある「ルルド」
実は「ルルドハイドロフィクス」は「ルルド」の後継機ではありませんでした。
今回はなぜこのような勘違いが生まれてしまったのかという背景と、あらためて「ルルド」と「ルルド ハイドロフィクス」の違いについてご紹介してみたいと思います。
なぜ「ルルド ハイドロフィクス」は「ルルド」の後継機だと思われているのか?
今ネット上の情報を見てみると、
「ルルドハイドロフィクスはルルドの後継機です」
と説明してあるサイトがたくさんあるようです。
当サイトもそういう説明をしてしまったわけですが(汗)、なぜこのような誤解が蔓延してしまっているのでしょうか?
調べてみると、どうやら以下のような事情があったようです。
「ルルド」の販売店が独自製品を企画した結果生まれたのが「ルルド ハイドロフィクス」
もともとルルドの「販売」をしていた販売店があったのですが、その販売店が
「ルルドを参考にオリジナルの製品を開発して、それを販売していこう」
と考えたようなんですね。
その新製品が「ルルド ハイドロフィクス」でした。
その販売店では当然ながら、
「ルルドの販売を中止」→「ルルド ハイドロフィクスの販売を開始」
という流れをとったため、
わたしのようにうっかり「ルルドハイドロフィクスがルルドの後継機なんだ!」と思い込んでしまった人が多かったということのようです。
(名前が紛らわしいのもありますが。)
従来の「ルルド」の販売は継続中!
ですので、
「ルルドの販売は終了しており、今はルルド ハイドロフィクスに切り替わりました」
というのは間違いで、
「ルルド」は今でも販売中で、販売中止の予定もありません!
このサイトでも誤った情報を当初載せてしまっており、ほんとうに申し訳ありませんでした。
あらためて「ルルド」と「ルルドハイドロフィクス」を比較してみる
それでは、
「まったく別のメーカー・別の製品」
「今でもどちらも購入できる」
ということを踏まえて、あらためて「ルルド」と「ルルド ハイドロフィクス」どちらを選ぶべきなのか?、両製品を比較してみたいと思います。
まずは比較一覧表をつくってみました。
ルルドハイドロフィクス | ルルド | |
---|---|---|
購入価格(税別) | 142,800円 | 148,000円 |
サイズ | 幅246x奥行き147x高さ289mm | 幅316x奥行き160x高さ270mm |
容量 | 1.5L | 1.8L |
水道水 | △ (浄水フィルター 別売3,600円) | ☓ (塩素を取り除く必要有) |
水素濃度・水素生成時間 | 30分:1.2ppm (10分モード有:0.5Lであれば 10分で生成可能) | 30分:1.2ppm (10分モード:0.3-0.4ppm 20分モード:0.5-0.7ppm) |
電極が飲み水に触れるか | 触れない | 触れない |
その他 | ◎追い焚き機能 ◎オプションで 「水素吸入」も可能 | ◎追い焚き機能 |
メンテナンス | 1ヶ月に1回 「クエン酸洗浄」 | 2日に1回 「オゾン水をつくる」 |
カートリッジ・フィルター 交換(頻度と税別費用) | 12ヶ月に1回 【カートリッジ代 3,980円】 | 9ヶ月に1回 【カートリッジ代3,056円】 ※公式販売サイトで3年分無料 |
保証期間 | メーカー保証5年 | メーカー保証1年 |
「ルルド」「ルルドハイドロフィクス」|主な7つの違いとは?
「ルルド」と「ルルド ハイドロフィクス」を比較するうえでチェックしたい7つの違いがあります。
- メーカー
- タンクの容量
- 水道水が使えるかどうか
- オゾン水が作れるか
- 消耗品「カートリッジ」の交換頻度
- 水素吸入(オプション)のある・なし
- 価格
ひとつずつ詳しくみていってみましょう。
1.メーカー
「ルルド」「ルルド ハイドロフィクス」の製造元はまったく異なり、関係のない会社です。
- ルルド製造元:ヴィクトリージャパン株式会社(国産)
- ルルドハイドロフィクス製造元:エイチツーファクトリー株式会社(国産)
ただ「ルルド」に関しては、2013年9月以前は韓国製だったようです。
2013年9月よりルルド®国産化
・ 品質向上と、輸入品との差別化を狙い国産化体制を整える
・ 韓国メーカーからビクトリージャパンが、日本での国産化権利を締結済み(出典:ヴィクトリージャパン株式会社)
どちらのメーカーも国産工場をもち、さらに水素水や水製品に専門的にかかわっている企業ということなので、メーカーから「どちらがいい」という判断は難しいですね。
2.タンクの容量
水を入れて水素水をつくる「タンクの容量」には以下のような違いがあります。
- ルルド:1.8L
- ルルドハイドロフィクス:1.5L
タンク容量は、わずかにハイドロフィクスのほうが少なくなっていますね。
「ルルド」「ルルドハイドロフィクス」はどちらも水素水ができるまでに基本「30分」かかるので、「1回でつくって飲める量」が多いに越したことはありません。
この点については「ルルド」のほうがよいといえそうです。
3.水道水が使えるかどうか
「ルルド」「ルルドハイドロフィクス」ともに浄水機能がついていないので、なんらかのかたちで浄水された水道水か、市販のミネラルウォーターをつかう必要があります。
ただ、「ルルドハイドロフィクス」にはオプションで浄水フィルターを付けることが可能です。
- ルルドハイドロフィクスの浄水フィルター
:3,600円(税別)/4ヶ月に1回交換が必要
「水道水の塩素除去して飲める」のは魅力的ですが、フィルターの交換頻度(4ヶ月に1回)はちょっと高いと感じるかもしれません。
この点だけ比べると「浄水フィルター装備・フィルター交換年1回」の「ガウラミニ」のほうが使いやすいかもしれませんね。
4.オゾン水がつくれるかどうか
「ルルド」の大きな特徴に、水素水以外に「オゾン水」もつくることができるという点があります。
酸素の同素体である「オゾン」には強力な酸化作用があり、オゾン水には
- 非常に高い殺菌力
- 強力な脱臭力
- アルコールの7倍の抗菌力
といった特徴があります。
オゾン水がつくれるメリットは主に2つあります。
- 2日に1回オゾン水をつくるだけで機器のメンテナンスができる
- オゾン水を「水まわりのヌメリ除去」「除菌・脱臭」「野菜等の鮮度保持」「ペットの消臭」などに活用できる
「水素水サーバー」としてはオマケのような機能ですが、「ルルド」の口コミをみてみると、
「飼い犬の臭いが気になったときにオゾン水をかけると臭いが消えた」
参考記事:水素水サーバー「ルルド」の評判は?|口コミをまとめてみました
「足湯のように足を浸けていたら水虫が治ってきた」
といった「思いがけず良かった」という声があがっていました。
『水まわりの掃除や除菌、ペットの臭い対策など、生活にオゾン水を活かしたい』
という方は「ルルド」を選ぶといいでしょう。
5.カートリッジの交換頻度
水素水生成のために必要な『カートリッジ』の「価格」「交換頻度」は以下のようになっています。
- ルルド:9ヶ月に1回(税別3,056円)
- ルルドハイドロフィクス:12ヶ月に1回(税別3,980円)
ただし「ルルド」の公式販売店では「カートッジ3年分(4個)が無料」となっていますので、そこは少しお得になっています。
6.水素吸入のある・なし(オプション)
新しい「ルルドハイドロフィクス」は、オプションで「水素吸入」を行うことができます。
水素吸入は水素分子を水に溶け込ませず、気体のまま直接体内に取り入れる方法です。
体内に最大限の水素分子を取り込むことができることから医療の現場での臨床研究がすすんでいるほか、各地の「水素吸入サロン」でも提供されています。
- 「 ルルドハイドロフィクス」の水素吸入セット(オプション):9,000円(税別)
7.価格の違い
若干ですが、価格にも違いがあります。
- ルルド:税別148,000円
- ルルドハイドロフィクス:税別142,000円
これはおそらく後発の「ルルドハイドロフィクス」が、価格面でも差別化するために「少しだけ安くした」のだと考えられます。
まとめ
以上、今回は「ルルドハイドロフィクスはルルドの後継機ではなかった!」という事実にもとづいて、あらためて「ルルド」と「ルルドハイドロフィクス」を比較してみました。
てっきりルルドはもう販売中止されたのだと思いこんでいましたが、まだまだルルドも現役でした。
あらためてルルドとルルドハイドロフィクスと比較してみると、それぞれを選ぶ理由はこんなかんじにまとめられると思います。
- オゾン水が便利そうなので使いたい
- タンク容量が大きいほうがいい
- 水道水を使いたい(浄水フィルターもいっしょに購入したうえで)
- 水素吸入を利用したい(オプション購入したうえで)
これ以外の部分は「ほぼ同じ」と考えてもいいと思うので、この2製品のどちらかを選ぶ際は参考にしてみてくださいね。