水素水の効果的な飲み方|1日に飲む量やタイミングの理想形は?

この記事を書いた人
スイスピ管理人 KON(一般社団法人水素健康推進協会認定 水素健康インストラクター)
子供のころから敏感体質・虚弱体質に苦しんできたのですが、水素と出会ったのをきっかけにして体質がかわり、毎日をフルに活動できるようになりました。
そこから水素の医学研究や様々な製品にも興味を持つようになり、一般社団法人水素健康推進協会認定講師『水素健康インストラクター』の資格をとるまでになってしまいました。

水素水は

・どれくらいの量を
・どんなタイミングで

飲むのがいちばん効果的なのでしょう?

水素水を飲みはじめた方の多くがこの疑問を持たれていると思います。

ネット上ではいろんなことがいわれていますが、残念ながら医学的に「この飲み方が効果的」ということは確定していません。

そこで今回は、これまでにわかっている「水素が体内ではたらくメカニズム」から予想される効果的な飲み方について検証してみたいと思います。

もくじ

「体内に溜められない」という特徴からいえる「水素水を飲む最適なタイミング」とは?

水素水を飲むタイミング

水素の体内での主なはたらきのひとつが、多くの病気や細胞の老化の原因となる活性酸素「ヒドロキシルラジカル」だけを選んで取り除くというものです。

活性酸素とは?

からだが酸素をとりこんでエネルギーに変換するプロセスで、2%のほどの酸素が強い酸化力をもつ「活性酸素」になります。

活性酸素の一部はウイルスなどの外的をやっつけるために役立ちますが、一部の活性酸素は酸化力が極端に強く(弱いものの100倍以上の酸化力がある)、細胞やDNAにダメージを与えてしまいます。

この極端に強い酸化力をもつ活性酸素の代表的が「ヒドロキシルラジカル」で、水素はこのヒドロキシラジカルのみを無害化するという作用が優れているとされています。

そして水素の特徴として体内にためられない、蓄積できないというものがあります。

この事実から、

  1. ヒドロキシルラジカルが体内に増えたタイミングで飲む
  2. いっきにまとめて飲むのではなく、こまめにわけて定期的に飲む

このような飲み方が「効果的な水素水の飲み方」といえるのではないでしょうか。

もう少し詳しくみてみましょう。

❶ 酸化力が強い活性酸素【ヒドロキシルラジカル】が増えたタイミングで飲む

体内に蓄積できない水素を取り入れるタイミングとして理想的なのは、

「ヒドロキシルラジカルが体内に増えているタイミング」

ということができます。

では「ヒドロキシルラジカルが体内に多いとき」とはどういうときかというと、以下のようなタイミングがあげられます。

  • タバコを吸ったあと
  • アルコールを飲んだあと
  • 運動のあと
  • 何らかのストレスを感じているとき
  • 病気をしているとき
  • 紫外線にあたっているとき
  • 添加物の多い食事ばかり摂っているとき
  • 疲れを感じているとき
管理人KON

個人的には

「ストレスが溜まったな〜」
「疲れがたまってるな〜」

というときに水素を摂取すると、とくにすっきりするのを体感することがよくあります。

❷ こまめにわけて定期的に飲む

「水素分子は体内に蓄積できない」ということから導かれる結論のひとつは、

「いっきにまとめて飲んでもあまり意味がない」

ということ。

このことから、「こまめにわけて飲む」ことが効果的な飲み方と考えられます。

1日何回が最適かどうかは別にして、「あいだをあけずに定期的に飲む」ことが効果を実感していくためにたいせつな要素のひとつといえるのではないでしょうか。

よくいわれる「朝」と「夜」はどう?

実際に水素水を飲んでいる人の声でよく聞くのが

  • 「朝起きてすぐと夜寝る前」のどちらか1回、あるいは両方(1日2回)飲む

という飲み方です。

この飲み方はどうなのでしょうか?

朝と夜に活性酸素が増えているわけではない?

夜眠っているあいだに水分が消費されるため、「水分をとるタイミング」として朝起きたときは良いタイミングといわれています。

そのため水素水を飲むタイミングとしてはわるくないですね。

ただ朝や夜に活性酸素が増えているのかというと・・

調べてみましたがそのような情報は見当たりませんでした。

「忘れないため」のタイミングとしての「朝・夜」

「こまめにわけて定期的に飲む」のが水素水の飲み方として理想的なのですが、「朝起きたとき」と「夜寝る前」はもっとも忘れにくいタイミングといえるかもしれません。

おそらくその意味で、「朝・夜」のタイミングで飲むことにしている人はけっこういるのではないかと思われます。

水素水の1日の摂取量はどれくらいがいいの?

水素水を飲む量

では次に「水素水の1日に飲む量はどれくらいがいいのか?」について見てみましょう。

水素水は飲みすぎても害はない

まず「水素水は飲みすぎても害はない」というポイントはおさえておきましょう。

体内に水素分子がよぶんに取り込まれたとしても、体内で活用されなかった分は呼気とともに排出されていきます。

そのため「水素水の飲み過ぎ」による害を心配する必要はありません。

「水素濃度」「体内のヒドロキシルラジカルの量」によってピッタリな摂取量は異なる

水素水の摂取量は、なかなか「これぐらいがベスト」というのが難しいです。

その理由は、

  1. 水素水製品によって、「水素濃度」がけっこう違う
  2. 水素分子が作用する「体内のヒドロキシルラジカルの量」も、人や状況によって差がある

という2点によります。

❶ 水素水製品による水素濃度の違い

水素水は製品によって水素濃度がまちまちです。

たとえば、日本トリムやパナソニックの機器(還元水素水整水器)でつくった水素水の場合、水素濃度は高くても0.3ppmほどになります。

それにたいして、

  • 水素水サーバー「ガウラミニ」:1.0ppm前後
  • アルミパウチ水素水「高濃度水素水 縁」」1.6ppm(飲む時点の濃度)

などなど、水素濃度に大きな差がある場合が少なくありません。

水素水に含まれる水素分子の量にこれだけ違いがあるため、いちがいに「1日〇〇mlがベスト」ということができません。

❷ 体内のヒドロキシルラジカルの量も「人」や「状況」によって異なる

ストレスをためている人や病気中の人であれば、ストレスなく快適に暮らしている人よりも体内のヒドロキシルラジカルが増えている可能性が高いです。

そういう方であれば、通常よりも多めに水素をとりこんだほうが「効果的」ということになります。

たとえば何らかの疾患をもつ人にたいする水素水の臨床研究では

「1日に1リットル以上の水素水」

を与えることが一般的だそうです。

太田教授の「経験上の話」

水素の医学研究の第一人者である太田成男教授は、「水素水を飲む量」について次のように述べられています。

「年齡やそのときの状況、つまり活性酸素が体内にどれくらい出ているかによって異なるので一概には言えないが、経験上、1日に300ml~500mlがいいと思う

(出典:太田成男著『水素水とサビない身体』2013小学館より)

300〜500mlというと、だいたいアルミパウチ水素水1本分ですね。

ちなみに太田教授は同書のなかで

「水素濃度の目安は0.8ppm」

とも述べられているので、とくに疾患を抱えていない方であれば、

「0.8ppm以上の水素水を、1日300-500ml飲む」

というのを目安にするといいでしょう。

その他の「水素水の飲み方」注意点

その他、いくつか気になるポイントを確認しておきましょう。

「開けたらすぐ飲む」必要はない?

「水素はすぐ抜けるので、アルミパウチ水素水など、開けたらすぐ飲むように!」

という情報をたまにみかけます。

たしかに水素分子は放っておくとどんどん抜けていきますが、そこまで神経質になることはありません。

水素はすぐに抜けるわけではない

たとえばアルミパウチ水素水であれば、一度開封しあたとでも

「空気を抜きながらキャップを締めなおす」

ことで、8〜24時間程度あとでも水素濃度を8〜9割キープすることができます。

また「コップに水素水を注いだ場合」でも、「2時間後で75%ほど水素濃度キープ」されてます。

水素は抜けていくとはいえ「すぐ飲まなきゃ!」と焦るほどのものでもないので、落ち着いて飲んでいただければと思います。

常温、冷やして、あたためて・・どの飲み方が理想的?

水素水は「常温」「冷水」「あたためて」どの状態で飲んでも大きな差はありません。

太田成男日本医科大学名誉教授によると、あたためた場合でも「80℃くらいまで」であれば水素はほとんど抜けないそうです。

ただ冷たすぎるとからだに負担になることもあるので、「常温または湯煎してほどよく温めて飲む」のがおすすめの飲み方といえそうです。

まとめ

以上、今回は「水素水の理想的な飲み方」について、水素のはたらくメカニズムや性質から検証してみました。

なかなか一概に「これがベスト」というのは難しいですが、まずは

0.8ppm以上の水素水を1日300-500ml以上、定期的に飲む

という飲み方を目安にし、後はご自身の体調の変化や体感と相談しながら調整していくのがいいのかな、と思います。

よかったら参考にしてみてくださいね。


【参考文献・ウェブサイト】

「スイスピ」の記事は、以下の書籍・ウェブサイトを参考に書かれています。

ウェブサイト

書籍

  • 『水素水とサビない身体』太田成男 著/小学館/2013年
  • 『水素分子はかなりすごい 生命科学と医療効果の最前線』深井有 著/光文社/2017年
  • 『なぜ水素で細胞から若返るのか 抗酸化作用とアンチエイジング』辻直樹著/PHP研究所/2016年
  • 『「水素の力」で創出する健康長寿100歳社会 生活習慣病予防と抗老化で若生き人生』森吉臣著/good book/2018年
  • 『記憶力 集中力 判断力アップ 水素を吸えば「脳」が変わる』竹原タカシ著/矢田幸博監修/幻冬舎/2018年
  • 『ここまでわかった 水素水最新Q&A: 続・水素水とサビない身体 』太田成男著/小学館/2017年
  • 『体が若くなる技術』太田成男著/サンマーク出版/2012年
  • 『【図解】毛細血管が寿命をのばす』根来秀行 著/青春出版社/2017年
この記事を書いた人
スイスピ管理人 KON(一般社団法人水素健康推進協会認定 水素健康インストラクター)
子供のころから敏感体質・虚弱体質に苦しんできたのですが、水素と出会ったのをきっかけにして体質がかわり、毎日をフルに活動できるようになりました。
そこから水素の医学研究や様々な製品にも興味を持つようになり、一般社団法人水素健康推進協会認定講師『水素健康インストラクター』の資格をとるまでになってしまいました。
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