こんにちは!管理人のKONです。
前回の記事で
「中国で新型肺炎の治療に水素吸入が導入されている」
というニュースについてご紹介しました。
このニュースによって「水素吸入が新型肺炎対策になりえる」可能性がしめされたと思うのですが、私自身(家族も含め)毎日水素吸入を行っていることで
万が一感染してしまったとしても、やれるだけの身体的な対策はできてるかも・・
という安心感みたいなものを感じています。
もちろんこの「期待」は妄想にすぎない可能性もゼロではありませんが(汗)、毎日の心理的なストレスが軽減されているというだけでもプラスだと感じています。
今回は、私が個人的に新型コロナウイルス肺炎の対策として水素吸入に期待していることを
- 研究者の方の書籍
- 水素医学の論文
- これまでに伝えられている国内外のニュース
などを元にまとめてみたいと思います。
▼動画版
「新型肺炎にたいして明らかな改善がみられた」というニュース
やはりこのニュースが報じられたことが、水素吸入への期待感が高まる上で大きかったです。
中国からのニュースなのでその信ぴょう性に疑問を感じる方もいるかもしれません。
が、今回の水素吸入導入の中心となっている鐘南山氏の経歴等について調べてみると
- 2003年のSARS対策でも中心的役割を果たし、政府側にたいして強い態度で臨んでいた
- 中国における水素医学の第一人者でもある
ということがわかりました。
「新型肺炎治療に水素吸入の効果があった→標準治療に導入」という動きについては情報操作する理由はないのではないかと感じています。
きっかけはCOPD治療に水素ガスの効果が確認されていたこと
中国で新型肺炎治療に水素吸入が導入されたきっかけは、
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)
にたいして、すでに水素ガスの効果が確認されていたからでした。
COPDと水素の関係については、日本国内ふくめ、いくつかの予備的な研究をみつけることができます。
日本では、まだ中国のように実際のCOPD治療に水素吸入が利用されているわけではないと思いますが、COPDについても臨床試験がすすめられることを期待したいですね。
「水素吸入が間質性肺炎の炎症を抑制する」という報告も
新型コロナウイルスによるような「ウイルス性」の肺炎の場合、「肺胞」ではなくその周囲の「間質」が炎症をおこす「間質性肺炎」となるそうです。
この間質性肺炎にたいして、水素吸入によって炎症が抑えられるという報告がありました。
ただこちらは2019年9月の第9回日本分子状水素医学生物学会大会で発表されたことがわかっているだけで、今のところその詳しい内容を確認することができません。
もしこの報告のタイトルが事実だとすれば、新型肺炎への水素吸入の効果を確かめる大きな一歩となりそうです。
水素の抗炎症作用がプラスにはたらく?
次に水素分子の一般的な作用がプラスにはたらく可能性についてみてみましょう。
現在わかっている水素分子の生体への作用がこちらのページにまとめられています。
『水素医学の創始,展開,今後の可能性:広範な疾患に対する分子状水素の予防ならびに治療の臨床応用へ向かって』太田成男
水素分子の作用として、有名な抗酸化作用の他に「抗炎症作用」もあることがわかっています。
ほとんどの炎症モデルでは,水素は炎症性サイトカインの発現を低減させることで抗炎症作用を発揮する
Ohta, S. (2011) Curr. Pharm. Des., 17, 2241–2252.
Ohta, S. (2012) Biochim. Biophys. Acta, 1820, 586–594.
Ohta, S. (2014) Pharmacol. Ther., 144, 1–11.
水素は、炎症を引き起こす「炎症性サイトカイン」をへらすことによって炎症をおさえるはたらきが観察されてるんですね。
新型肺炎では「サイトカインストーム」が起きている可能性
いっぽう新型肺炎の特徴としては、炎症性サイトカインが爆発的に増えてしまう「サイトカインストーム」が起きていて、「ウイルスによる直接的な障害よりも害を与えている可能性」があるそうです。
新型コロナウイルス肺炎に関しても、調べたところ死亡した方の血管、間質からはウイルスが検出されなかったという報告が出されており、これもこのウイルスの肺炎が、ウイルスによる肺の直接的な傷害よりもサイトカインストームが要素として大きいだろうということを示しています(Ann Intern Med. 2020.DOI: 10.7326/M20-0533)。
(引用元:医療法人社団加藤医院 医師ブログ『新型コロナウイルスによる肺炎とは?他の肺炎と何が違うの?』)
新型肺炎にこのような特徴があるのだとすると、
「炎症性サイトカインを抑制する」という水素の作用がプラスに働いている可能性は十分考えられるのかな・・
という印象をもっています。実際のところどうなんでしょう?
水素吸入で免疫は高まるのか?
免疫についてもみてみましょう。
『重症化を防ぐうえで私たちができることは、それぞれが持っている免疫の力を最大限に高めておくこと』
京都大学 iPS細胞研究所 濱崎洋子教授
(引用元:いま、免疫力を高めよう~新型コロナ、感染へのそなえ~|NHK)
「重症化を防ぐためには免疫を高めることが大事」といわれているわけですが、水素吸入について
水素吸入を続けることで体内の免疫は高まるの?
という疑問をもっている方も少なくないんじゃないでしょうか。
水素免疫療法を確立された赤木医師の話
水素吸入と免疫の話については、がんの水素ガス免疫療法を確立させた赤木純児医師の著書が参考になりそうだったので読んでみました。
赤木医師はどんな方かというと、
- 30年以上、腫瘍免疫専門医としてがん治療にたずさわってきた
- 水素ガスを治療に取り入れることで劇的な回復がみられたことをきっかけに、水素ガス免疫療法を確立
- これまで400以上の事例のなかで、9割以上が回復に向けた動きをしめすという結果を出している
という方です。
赤木医師の話によると、免疫力に大きく関連する細胞内の「ミトコンドリア」という小器官を保護・活性化するはたらきが水素にはあるとのこと。
水素ガスによって水素が入ると、ミトコンドリアが活性化されるため、疲弊していたT細胞も元気な状態に戻り、ガン細胞を攻撃する力を取り戻していきます。それにより、免疫力も高まっていくというわけです。
(引用元:「水素ガスでガンは消える!?」赤木純児著 2019辰巳出版)
具体的には水素のすぐれた抗酸化作用(酸化力が強く有害な活性酸素「ヒドロキシルラジカル」だけを除去する作用)によって、ヒドロキシルラジカルのダメージを受けやすいミトコンドリアを守り、活性化します。
その結果として免疫細胞の機能が高まり、免疫力が高まるわけですね。
今現在、400以上の事例をとおしてエビデンスを構築しているところとのことですが、「水素を取り入れることで免疫が高まる」というのは多くの事例から観察されているそうです。
毎日水素吸入で体内の免疫力が高まっているのだとしたら、感染予防としても水素吸入に期待がもてるんじゃないか?って期待もふくらむね。
免疫がガン治療に深く関係していることがわかってきたのは2000年以降のため、それ以前にトレーニングを受けた医師や専門外の医師からは「免疫療法」に懐疑的な目を向けられることも少なくないそうですが・・
個人的には第一線の現場で活躍されている赤木医師の話は信頼できるものだと感じています。
まとめ
以上のように、
- 中国で実際に新型肺炎に効果がみられ、治療に導入されているという事実
- 肺の障害にたいするこれまでの研究結果
- 水素分子の抗炎症作用
- 免疫を高める可能性
これらの話をもとにして、私個人的には「毎日の水素吸入には新型コロナ対策としての可能性があるのでは?」と感じて実践しています。
もちろん「新型肺炎に効果がある」と確定した話ではありませんし、じゃあどれくらいの時間どれくらいの量吸入すればいいのか?といった問題もあるので、非常にデリケートな問題ではあります。
ただ水素分子はいくら吸っても副作用はないと考えられていますので(有害なガスを出してしまう吸入器さえ使わなければ)、「とにかくやってみる」だけの価値はあるんじゃないかと感じています。
「できることをやっている」「万が一感染しても身体的な対策はできてるかもしれない」という安心感にもつながりますしね。