水素吸入にはいろんな効果が期待できるらしいけど、具体的にどんな機器で、どういう吸入の仕方をすればいちばん効果が期待できるんだろう・・?
と疑問をもったことはありませんか?
現在市場に出回っている多くの水素吸入機の中でも、
ある一定の疾患に対しもっとも治療効果のあった「血中水素飽和度2.0%」を目的に設計・開発され、それを実現することが証明された水素吸入機
が、株式会社ドクターズ・マン(以下、ドクターズ・マン社)の「H2JI1」(エイチツー ジェイアイワン)です。
医療現場や研究者たちに高い評価を得ている「H2JI1」は、
- 治療効果が科学的に実証された「血中水素飽和度:2.0%」を実現できる
- 研究・医療用途に耐えうる高品質/高耐久性(24時間365日運転可能)
- 優れたメンテナンス性(50,000時間運転可能な電解セル)
このような特徴を持ち、慶應義塾大学水素ガス治療開発センターをはじめ、アメリカやスウェーデンなど海外の医療・研究機関でも採用されています。
この「H2JI1」がどんな水素吸入機なのか・・?実際に触れて確かめるため、今回メーカーであるドクターズ・マン社を訪問し、詳しいお話を伺ってきました。
H2JI1の独自技術や開発の裏側、製品に込められた思い等についても興味深い話を聞くことができましたので、
研究や医療用途で使われている水素吸入機に興味がある!
という方はぜひ見てみてください。
『H2JI1』のメーカー、ドクターズ・マン社を訪問
当初H2JI1についての記事を作成しようと思い、関連資料についてドクターズ・マン社に問い合わせたところ、
もしよろしければ弊社にお越しいただき実機を見ながら、用途・機能説明をさせていただきます。
もしよろしければ弊社にお越しいただき実機を見ながら、用途・機能説明をさせていただきます。
とのメッセージを代表取締役の橋本氏よりいただき、訪問させていただくことになりました。
ドクターズ・マン社について
ドクターズ・マン社は2005年の創業以来、水素に特化した製品開発と研究を行ってきた企業です。
「すべての人に水素療法を」
という理念のもと、水素水サーバーの開発からスタートし、現在では全国1,300を超える施設に水素水サーバーが導入されています。
ドクターズ・マン社の特徴は「単に製品を提供するだけでなく、水素の科学的根拠を重視し、大学や研究機関との共同研究にも積極的に取り組んでいる」という点です。
水素吸入機H2JI1の開発は、そのような研究機関からの要望にもこたえる形ですすめられてきたようですね。
神奈川県横浜市のドクターズ・マン社を訪問
株式会社ドクターズ・マンの本社は神奈川県横浜市青葉区にあります。
最寄り駅は東急田園都市線「たまプラーザ」駅。
駅を出て3分ほど歩くと見えてきました。
こちらの建物の2Fフロアにレセプションがあります。
『H2JI1』の開発ポリシー|代表取締役 橋本総氏にお話を伺う
今回お話をしてくださったのは、代表取締役の橋本総氏、そしてメディカル事業部部長の米田昭二郎氏でした。
お二人からは、まずH2JI1の開発ポリシーについてお話を伺いました。
「もっとも治療効果が高い血中水素飽和度」をターゲットに製品開発
これまでの治療効果についてのエビデンスや抗酸化力の面において、『血中水素飽和度2.0%』というのがいちばん効果が高く、これより低くても高くても効果が落ちる。
これはもう実証されています。
そして、
・水素ガス発生量250ml/分
・水素濃度ほぼ100%
・鼻から吸う
この吸い方によって、『血中水素飽和度2.0%になる』ということをこれまでデータを積み重ねて確かめてきました。
それで、このスペック【水素ガス発生量250ml/分、水素濃度ほぼ100%、鼻から吸う】でいこう、と。
これがH2JI1の開発ポリシーなんです。
これまでの治療効果についてのエビデンスや抗酸化力の面において、『血中水素飽和度2.0%』というのがいちばん効果が高く、これより低くても高くても効果が落ちる。
これはもう実証されています。
そして、
・水素ガス発生量250ml/分
・水素濃度ほぼ100%
・鼻から吸う
この吸い方によって、『血中水素飽和度2.0%になる』ということをこれまでデータを積み重ねて確かめてきました。
それで、このスペック【水素ガス発生量250ml/分、水素濃度ほぼ100%、鼻から吸う】でいこう、と。
これがH2JI1の開発ポリシーなんです。
つまりH2JI1は単に「多量の水素ガスを発生させる」という目的ではなく、もっとも効果が高い「血中飽和度2.0%」を実現することをターゲットに開発されたわけですね。
科学的根拠にもとづいた製品開発ということね。
機器の品質としても『研究や医療の現場に耐えうるもの』を追求
さらに効果についての科学的根拠だけでなく、機器としての品質、耐久性や安全性についても高い要求に応えられるものを追求したそうです。
研究者の方たちからの要望もあり、
・24時間365日運転可能な耐久性
・カニューラが結露せず菌の繁殖の心配がない安全性
など、高い要求にこたえられる製品開発を目指しました。
こうしたH2JI1の開発ポリシーの重要ポイントは、以下のようにまとめられます。
- 目標とする血中水素飽和度(2.0%)が明確に定められている
- この濃度が最も治療効果が高いことが科学的に実証されている
- H2JI1の仕様(水素ガス発生量、濃度、吸入方法)は、この目標を達成するように綿密に設計されている
- 研究や医療の現場での使用を想定し、耐久性や安全性を高いレベルで実現する
そして開発ポリシーだけでなく、実際にH2JI1が「血中水素飽和度2.0%を達成できる」という事実も、論文として発表されています。
「血中水素飽和度2.0%を実現できること」を論文で発表している水素吸入機は、世界で唯一H2JI1のみです。
慶應義塾大学との共同研究でも、その効果を確認
さらにH2JI1を使用した慶應義塾大学との共同研究でも、以下の内容が発表されています。
なるほど〜
理論上効果があるってだけじゃなくて、実際の研究でもその効果が確認されてるのね。
H2JI1で実際に水素吸入を体験してみた
続いて、実際にH2JI1を使って水素吸入を体験させていただきました。
H2JI1のスペックは以下のとおりです。
価格 | 2,420,000円(税込) |
---|---|
水素ガス発生量 | 250ml/分 |
水素ガス純度 | 99.999%以上 |
使用できる水 | 高純度精製水(推奨メーカーあり) |
運転時間 | 24時間365日可能 |
電解セル寿命 | 50,000時間 |
水素水生成は? | オプションで可能 |
サイズ | W230mm×D370mm×H480mm |
重さ | 13kg |
保証期間 | 1年 |
24時間365日運転できるのも驚きですが、電解セルの寿命が50,000時間というのもすごいですね。
(多くの機種ではよくても4,000〜5,000時間)
H2JI1の使い方
使用方法について説明をしていただきながら、実際に水素吸入を体験しました。
以下がH2JI1の使用方法です。
H2JI1は水の電気分解(PEM式)で水素を発生させるため、まず精製水を補充しておきます。
使用する水は精製水のなかでも、できる限り高純度のものがおすすめとのことでした。
タンクは2.5Lと大容量|精製水補充なしでも長時間の水素吸入が可能
【精製水1L:約60時間水素生成が可能】となっており、2.5Lのタンク中に仮に2Lの精製水があれば、約120時間精製水の補充なしでの水素吸入が可能となります。
精製水を補充する頻度はかなり低そうね。
▼背面にあるカニューラ取付口にカニューラをセットします。
▼背面の主電源スイッチをON
▼主電源をONにするとディスプレイに「Standby」(スタンバイ)と表示されます
H2JI1は「水素生成スイッチ」と「吸入を開始するスイッチ」が別々になっています。
これは【水素ガスを送り出す際の圧力】を調整できるようになっているからです。(圧力調整機能について、詳しくは後述します)
▼まずは一番左の「水素生成」のスイッチをONにすると、水素ガスの生成が始まります。
▼するとディスプレイに「Reach.Norm.Pr.」と表示され、設定した圧力(今回は500kPa)になるまで水素ガスの生成が続きます。
▼次に真ん中の「電磁弁を解放するスイッチ」をONにすると、カニューラに水素ガスが流れ始め、水素吸入が可能になります。
以上がH2JI1の使用方法です。
実際にH2JI1で水素吸入してみた体感は?
というわけで実際にH2JI1で水素吸入体験をさせていただきました。
実際に吸ってみたときの感じ方はどうだったでしょうか?
私は普段から100ml/分の水素吸入機を使用していますが、これまでに250ml/分や300ml/分、さらには500ml/分、1000ml/分といった様々な出力の機器も試した経験があります。
私は敏感体質で、これまでの経験では水素ガス発生量が多いと体感が強まるケースがありました。
今回は250ml/分ということなので、それほど強い体感はないかな、と想像していました。
実際に使用してみると、予想通りの穏やかな吸入感で、それほど強い体感の変化は感じませんでした。
ただ、橋本氏・米田氏にお話を伺いながらの吸入だったため、体感の変化を細かく観察するのが難しかったのもあると思います。
静かに吸入だけをする環境であれば、体感の変化を感じることもあったかもしれません。
他の機種にはない、H2JI1の優れた特徴
ではここから、橋本氏と米田氏から伺った「H2JI1の優れた特徴」についてご紹介してみましょう。
H2JI1は、他の水素吸入機にはない優れた特徴を持っています。
①水素ガスの圧力調整機能
H2JI1の最大の特徴の一つが「水素ガスの圧力調整機能」です。
水素ガスの流量は一定(250ml/分)ですが、加える圧力を50kPaから700kPaまで自由に設定できるのです。
圧力を加えられるとどんなメリットがあるの?
たとえば離れた場所で吸入するために非常に長い吸入チューブを使用する場合、圧力が低いとチューブの抵抗で水素が届きにくくなりますが、その問題をクリアできます。
極端な話、100メートル先にも問題なく水素を届けることができるそうです。
さらにこの圧力調整機能により、
- 水素水や水素風呂の効率的な生成
- 人工呼吸器やECMO(エクモ)への水素注入
- 臓器保存液への水素注入(国際特許取得済み)
といった幅広い応用が可能になっています。
②圧倒的に長い電解セル寿命:50,000時間
H2JI1のもう一つの大きな特徴は、電解セルの寿命です。
一般的なPEM式水素吸入機の電解セル寿命はよくても4,000〜5,000時間程度なのにたいし、H2JI1は独自開発の電解セル技術により、なんと50,000時間の電解セル寿命を誇っています。
通常、電解セル交換には10万円前後の費用がかかるので、電解セルの寿命の長さはランニングコストを大きく減らすことにつながります。
水質モニタリングにより、電解セルを保護する機能も
電解セルの寿命を保持するためには水の質が大事で、純度の低い水を使用すると電解セルの寿命を早めてしまいます。
そのためH2JI1には高度な水質モニタリング機能が備わっており、水道水など純度の低い水を入れると即座に運転がストップし、電解セルを保護できるようになっています。
▼使用されている水の純度をしめすインディケーターが前面にあります。
メンテナンスの頻度も6〜12ヶ月に一回でOK
また必要なメンテナンスも6-12ヶ月に一度、精製水のフラッシング(入れ替え)とイオン交換樹脂の交換のみで、コスト的にも手間的にも負担が少なくなっています。
日常的に必要なのは、『水素吸入で減った分の精製水を継ぎ足す』くらいですね。
ただそれも2Lの水で120時間吸入可能なので、頻度としては低くなりそうです。
③ 365日24時間使用可能な堅牢性
これは研究者の方々からの要望があって実現した性能なんです。
これは研究者の方々からの要望があって実現した性能なんです。
と橋本氏が語るのが、365日24時間運転可能な堅牢性です。
研究や医療現場での使用を想定した、なかなか他にはない優れた性能といえますね。
④高度な結露防止機能
そしてこれもやはり研究者の方々からの要望で実現したのが「高度な結露防止機能」です。
一般的に、水素吸入機を長時間使用するとカニューラの内側に水滴がつく(結露する)ことがあり、カビの繁殖など、衛生面で問題になることがあります。
H2JI1はこの問題が起こる可能性を限りなくゼロに近づけるため、なんとマイナス60℃まで結露しない高度な結露防止機能を備えています。
長時間でも、安心して水素吸入できるわけね。
以上のように、H2JI1は圧力調整機能、長寿命電解セル、堅牢性、そして結露防止機能など、他の水素吸入機には見られない優れた特徴を数多く備えています。
これらの特徴が、H2JI1が医療現場や研究機関で高く評価されている理由といえそうですね。
H2JI1の全国および世界での導入状況
H2JI1は、これまで見てきたような優れた性能と信頼性から、多くの医療機関や研究施設で採用されています。
その状況について確認してみましょう。
国内での導入状況
国内で導入されている治療院や医療機関などの施設一覧は、ドクターズ・マン社のホームページで確認できます。
>>「導入先施設」水素吸入機H2JI1|株式会社ドクターズ・マン
研究機関での採用
大学などの研究機関でもH2JI1が採用されています。
例えば慶應義塾大学の水素ガス治療開発センターでは、多くのメーカーが様々な水素吸入機を持ち込んだそうですが、最終的に唯一残ったのがH2JI1だったそうです。
それだけ機器としての信頼性が高いってことね。
海外の医療機関・研究機関でも採用
またH2JI1は国内にとどまらず、アメリカやスウェーデンの医療機関、大学などの研究機関でも採用されているそうです。
H2JI1の特徴である「治療効果のエビデンスに基づいた設計」と「医療/研究現場での使用に応える機器設計」が評価された結果として、 【水素吸入機の日本代表】のような位置づけになってるんですね。
エビデンスにもとづいた水素吸入について|今後の展望
ドクターズ・マン社で様々なお話を伺って、あらためて感じた『強調すべきポイント』は、
H2JI1は、現在得られている「水素吸入で効果を得るための科学的エビデンス」に基づいて設計された水素吸入機である
という点です。
H2JI1のスペック・・
- 250ml/分という水素ガス発生量
- 99.999%以上という水素純度
- カニューレで鼻から吸うという方式
は、血中水素飽和度2.0%を実現するために最適化されており、
この「血中水素飽和度2.0%」は、抗酸化力の向上、虚血性再灌流障害の軽減、脳梗塞や心筋梗塞後の回復促進などにおいて、最も効果的であることが科学的に実証されています。
H2JI1のスペックは、効果を得るための科学的根拠にもとづいているのね。
がん治療等に使われている高流量の水素吸入機についてはどう考えればよい?
一方で、水素ガス吸入療法の分野ではハイセルベーターET100【水素ガス発生量:1200ml/分】のような高流量機器も存在し、実際にがん治療などの現場で使用され、成果をあげています。
このことついてはどう考えればいいのでしょうか?
橋本氏は次のように説明します。
現在得られているエビデンスにおいて、抗酸化力や虚血性再灌流障害、脳梗塞心筋梗塞など、一定の治療効果については血中水素飽和度2.0%が最も効果的であることがわかっています。
しかし、他の疾患については、もしかすると異なる水素ガス発生量が最適である可能性もあるかもしれません。
この点については、各疾患ごとに流量の違いによる効果を調べるなど、今後業界全体としてさらなる研究が必要だと考えています。
現在得られているエビデンスにおいて、抗酸化力や虚血性再灌流障害、脳梗塞心筋梗塞など、一定の治療効果については血中水素飽和度2.0%が最も効果的であることがわかっています。
しかし、他の疾患については、もしかすると異なる水素ガス発生量が最適である可能性もあるかもしれません。
この点については、各疾患ごとに流量の違いによる効果を調べるなど、今後業界全体としてさらなる研究が必要だと考えています。
たしかに血中水素飽和度2.0%は「あらゆる疾患にたいして」もっとも有効とはまだ証明されていないわけで、疾患によっては別の可能性もあるかもしれません。
ドクターズ・マン社の『現在のエビデンスを重視しつつ、水素療法の新たな可能性にもオープンでいる』という姿勢には好感を持ちました。
がん治療に『水素ガス発生量:1200ml/分』がベストかどうかもわかっていない
ちなみに・・・
水素ガス発生量1200ml/分のハイセルベーターET100などが「がん治療」に活用され成果をあげていますが、
『がん治療には水素ガス発生量1200ml/分が最適』
ということが実証されているわけではありません。
「水素ガス発生量1200ml/分のハイセルベーターをがん患者の治療に使用したところ、効果が出たので使い始めた」
というのが本当の話で、「他の水素ガス発生量だとどうなるのか?」「1200ml/分が最適なのか?」についてはまだわかっていないんですよね。
橋本氏がおっしゃるとおり、「疾患ごとに最適な水素ガス流量が異なる可能性」について探求していくことは、水素業界全体の今後の課題かもしれませんね。
水素ガスのみと水素酸素混合ガス、どちらがいいのか?|ドクターズ・マン社の考え方
水素吸入については、もうひとつ論点となる話があります。
「水素ガスのみを吸うか、水素と酸素の混合ガスを吸うか」という問題です。
水素吸入機には大きく分けて2種類あり、
- がん治療などで使用されている「ハイセルベーター」のような水素と酸素の混合ガスを吸入するタイプ
- 「H2JI1」のような水素ガスのみを吸入するタイプ
この2タイプがあるのですが、どちらがいいのかについてはメーカーによって考えが異なっており、はっきりした結論は共有されていません。
ですが、ドクターズ・マン社は明確な見解のもとに「水素ガスのみ」の水素吸入機を開発してきたそうです。
橋本氏は次のように説明します。
私たちは水素ガスのみの吸入が最適だと考えています。その理由はいくつかあります。
まず、『水素ガスのみで250ml/分という流量』で、治療効果のエビデンスがある血中水素飽和度を実現できることが明らかになっているという点。
次に、酸素の過剰摂取に関する懸念があります。
確かに肺機能が低下している方には酸素吸入が有効な場合もありますが、健康な方が余分な酸素を摂取すると、体内の活性酸素が増加する可能性があります。これは、水素で酸化ストレスを減らそうとする目的に反することになりかねません。
また、酸素吸入にはリスクも伴うため、本来は医師の管理下で行われるべきものです。一方、水素は多量に吸入してもダメージはありません。そのため、水素吸入機としては水素のみを提供し、酸素が必要な場合は医師の適切な管理下で別途与えられるべきだと考えています。
さらに、安全性の観点からも水素ガスのみが望ましいと考えています。水素と酸素が混在すると、多少なりとも爆発のリスクが高まります。
水素吸入機は家庭で使用されることが多く、医療従事者の管理が行き届かない環境で使用されるため、不要なリスクは極力排除すべきだと考えています。
私たちは水素ガスのみの吸入が最適だと考えています。その理由はいくつかあります。
まず、『水素ガスのみで250ml/分という流量』で、治療効果のエビデンスがある血中水素飽和度を実現できることが明らかになっているという点。
次に、酸素の過剰摂取に関する懸念があります。
確かに肺機能が低下している方には酸素吸入が有効な場合もありますが、健康な方が余分な酸素を摂取すると、体内の活性酸素が増加する可能性があります。これは、水素で酸化ストレスを減らそうとする目的に反することになりかねません。
また、酸素吸入にはリスクも伴うため、本来は医師の管理下で行われるべきものです。一方、水素は多量に吸入してもダメージはありません。そのため、水素吸入機としては水素のみを提供し、酸素が必要な場合は医師の適切な管理下で別途与えられるべきだと考えています。
さらに、安全性の観点からも水素ガスのみが望ましいと考えています。水素と酸素が混在すると、多少なりとも爆発のリスクが高まります。
水素吸入機は家庭で使用されることが多く、医療従事者の管理が行き届かない環境で使用されるため、不要なリスクは極力排除すべきだと考えています。
以上の理由から、ドクターズ・マン社は水素ガスのみの吸入がベストだと考え、H2JI1を開発したとのことです。
この見解については、私個人的にも「そのとおりだな」と納得できる内容だと感じました。
まとめ
以上、今回はドクターズ・マン社の水素吸入機『H2JI1』について、実際に訪問取材した内容をもとにお伝えしました。
最後にH2JI1のメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。
単に「多くの水素ガスを発生させる」という目的ではなく「エビデンスのある血中水素濃度」をターゲットにしている点、そして医療・研究現場での使用に耐えうる「圧倒的な高性能」がH2JI1の特徴といえるでしょう。
高額ですが、個人のユーザーも増え続けているとのこと。
私個人的には以下の条件に当てはまる方にはおすすめできると思います。
- 科学的根拠に基づいた水素ガス吸入療法を求める方
- 高品質な水素吸入機を求める方
- 長期的な使用を考えている方
- メンテナンスの手間を極力抑えたい方
- 安全性と衛生面を重視する方
H2JI1は確かに高価格ですが、その高い耐久性と低いランニングコストからすると、長期的な視点でみて決して高くないとも言えます。
ドクターズ・マン社ではH2JI1の無料吸入体験も随時行っているとのことなので、興味のある方は検討されてみてはいかがでしょう?
H2JI1に興味がある方はドクターズ・マン社の担当の方におつなぎすることもできますので、以下のフォームに入力をしてみてください。